さあ、秋のGⅠシーズン到来!負けても負けても競馬が楽しいのはなぜか

公開日: 更新日:

 前の年、地方出身のハイセイコーが中央に移り、皐月賞、NHK杯を連覇してアイドルホースになっていた。ダービーでは惜しくも3着に敗れたが、常に一生懸命走る姿がオイルショックで沈んでいた多くの日本人を鼓舞し、引退したときには主戦騎手・増沢末夫が歌った「さらばハイセイコー」がベストセラーになり、競馬を「全国区」にした。

 アイドルといえば、寺山が形容したように“咲いた桜が散るよう”に大逃げして、後続を寄せ付けなかったサイレンススズカも多くのファンに愛された。だが、レース中に骨折して安楽死。5歳(現4歳)の秋だった。

 武豊は“究極のサラブレッド”といわれたディープインパクトにも騎乗しているが、「ディープにとってサイレンススズカが最も負かしにくい馬だったろう」と語っていた。

 私は追い込み馬が好きだ。ミスターシービーという馬がいた。騎手は吉永正人。素晴らしい末脚でシンザン以来19年ぶりの3冠馬になった。

 シービーの父はトウショウボーイ。同時代にテンポイントやグリーングラスがいた。

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  2. 2

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  3. 3

    「おまえもついて来い」星野監督は左手首骨折の俺を日本シリーズに同行させてくれた

  4. 4

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  5. 5

    巨人大ピンチ! 有原航平争奪戦は苦戦必至で投手補強「全敗」危機

  1. 6

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  2. 7

    衝撃の新事実!「公文書に佐川氏のメールはない」と財務省が赤木雅子さんに説明

  3. 8

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  4. 9

    高市首相が漫画セリフ引用し《いいから黙って全部俺に投資しろ!》 金融会合での“進撃のサナエ”に海外ドン引き

  5. 10

    日本ハムはシブチン球団から完全脱却!エスコン移転でカネも勝利もフトコロに…契約更改は大盤振る舞い連発