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髙橋裕樹弁護士

「すべては依頼者の笑顔のために」がモットー。3000件を超す法律相談実績を持ち、相続や離婚といった身近な法律問題から刑事事件、企業法務まで何でもこなすオールマイティーな“戦う弁護士”。裁判員裁判4連続無罪の偉業を成し遂げた実績を持つ。アトム市川船橋法律事務所。

東京・杉並区の2人死傷事件で注目「強制執行」とはどういうものなのか

公開日: 更新日:

 そして「催告」から大体1カ月後に、強制執行を実施します(これを「断行」と呼ぶことがあります)。「断行」の際には、鍵を破壊し、新たに鍵を付け替えるための業者や、中の荷物を運び出すための業者を手配することがあります。また、債務者が明け渡しを拒否し、抵抗することが想定される場合は、執行官が「威力を用い、又は警察上の援助を求める」ことができます(民事執行法第6条)。簡単に言えば、警察官に臨場してもらい、手続きを進めることができます。

 今回、凶行に及んだ債務者は、すぐに警察官に確保されたとのことですから、おそらく執行官が「警察上の援助」を要請し、警察官が臨場していた可能性があります。もっとも、今回のような悲劇が起こってしまいました。

 私たちも事案によっては、債務者が住む建物に赴き、手続きを見守ることがありますが、債務者の方の抵抗を予想し、警察上の援助を求めた事案は数多くあります。その際は、つつがなく手続きが済みましたが、こういった事態も起こりかねない、危険を伴う手続きであるということを改めて心に刻んで業務をしていかなければなりません。

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