年度末は近いというのに…株式市場の下落傾向はまだ続く、さらなる円高進行も懸念
日経平均株価の下落傾向が続いている。今週11日には一時的に3万6000円を割り込んだ。
いまは3月決算の上場企業を中心に年度末の株価に神経質な時期。日銀、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)など運用機関も無関係ではいられない。
日経平均株価とドル円レートの関係も深い。日経平均株価の昨年来高値は、2024年7月の4万2224円、同安値は8月の3万1458円。この間の株価下落過程でドル円は1ドル=161円から143円と円高になり、9月には140円台まで進んだ。
25年1月には1ドル=158円まで円安に振れた。この月に新NISAで米国株式、米国投資信託を購入した個人投資家は落ち着かないだろう。
トランプ大統領は3月3日、記者団に対し「日本の円であれ中国の通貨であれドルに対して通貨を下落させるとアメリカにとって非常に不公平で不利な状況をもたらす」と述べ、日本が通貨安を誘導してきたと主張、こうした問題を解決する手段として関税の発動が必要になるという認識を示した。この発言を受けて、1ドル=150円から146円と円高に振れた。
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