新体操フェアリーJ ウクライナの“横やり”で動揺し最下位

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 最初のリボンでは投げ技のコントロールが安定せずに、受け取る選手の体勢が乱れるなど細かい失敗が続いた。最後に4本のリボンを投げる難度の高い技では2人の選手がリボンを落とす致命的なミスを犯した。これが響き、予選の17.416から16.550とスコアを下げた。次のフープ・クラブはまずまずの演技を見せながら17・650(予選17・733)に終わり、リボンのミスを取り返せなかった。

 新体操では採点の見直しを要求するのは珍しくない。ウクライナのアピールはルール上、問題ないとはいえ、日本の精神的な揺さぶりを狙ったのは明らか。下馬評で日本とウクライナは4位を争うライバル同士の位置付け。ウクライナはリボンでスコアが伸びなかったため、抗議で日本の選手を揺さぶったとみられる。

 実力は同等でも、舞台の外ではウクライナが一枚上手だった。

▽山崎浩子監督
「リボンが乱れたのは残念だけど、最後まで諦めずに頑張ってくれた。メダルは近くて遠いけど、遠くて近い。あと一歩だと思う」

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