ラグビーW杯日本代表 南アに勝った15年大会の再現あるか

公開日: 更新日:

 現役時代に日本代表でSOを務め、新日鉄釜石(現・釜石シーウェイブス)の7連覇に貢献した“ミスターラグビー”松尾雄治氏は「日本代表強化策の一環であるスーパーラグビー(SR)のサンウルブズの戦いぶりを見る限り、現状では厳しいと言わざるを得ない」と言う。

 そのサンウルブズはSR参戦2年目の今季、ここまで10戦して1勝9敗。わずか1勝に終わった昨季に続いて、すでに負け越しが決まっている。

 日本代表も、ジョセフHCが就任してからのテストマッチ4試合では格下のジョージア(同12位)に1勝しただけだ。

「現在は選手の選考段階だと思いますが、それを差し引いても、選手個々のプレーの精度は世界レベルにありません。日本が武器としなければならない組織的プレーにしてもしかりです。大会開幕まで2年4カ月と時間があり、チーム強化、相手を分析する時間は残されていますが、若手選手の底上げも含めて課題は少なくない。地元開催で惨敗に終われば、日本のラグビーは一気に衰退しかねない。日本協会、スタッフは代表の強化に全精力を傾けるべきです」(松尾氏)

 W杯での8強入りは、はかない夢に終わるのか。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「餅」で尿意ストップ! 映画の途中にトイレで席を立ちたくないなら

  2. 2

    元横綱白鵬「相撲協会退職報道」で露呈したスカスカの人望…現状は《同じ一門からもかばう声なし》

  3. 3

    永野芽郁は映画「かくかくしかじか」に続きNHK大河「豊臣兄弟!」に強行出演へ

  4. 4

    阿部巨人が企む「トレードもう一丁!」…パ野手の候補は6人、多少問題児でも厭わず

  5. 5

    永野芽郁&田中圭の“不倫LINE”はどこから流出したか? サイバーセキュリティーの専門家が分析

  1. 6

    天皇一家の生活費360万円を窃盗! 懲戒免職された25歳の侍従職は何者なのか

  2. 7

    気持ち悪ッ!大阪・関西万博の大屋根リングに虫が大量発生…日刊ゲンダイカメラマンも「肌にまとわりつく」と目撃証言

  3. 8

    広島新井監督がブチギレた阪神藤川監督の“無思慮”…視線合わせて握手も遺恨は消えず

  4. 9

    自民にまた「政治とカネ」問題!太田房江氏に選挙買収疑惑、参院選公認めぐり大阪でグチャグチャ泥仕合

  5. 10

    イケイケ国民民主党に陰り? 埼玉・和光市議補選は玉木代表が応援も公認候補まさかの敗北