著者のコラム一覧
鈴木良平サッカー解説者

1949年6月12日生まれ。東京都世田谷区出身。東海大卒業後の73年、ドイツの名門ボルシアMGにコーチ留学。名将バイスバイラーの薫陶を受け、最上級ライセンスのS級ライセンスを日本人として初取得。84-85年シーズンのドイツ1部ビーレフェルトのヘッドコーチ兼ユース監督。なでしこジャパン初代専任監督。98年福岡ヘッドコーチ。

世代交代が結実 若手攻撃系選手たちの奮闘に感じ入った

公開日: 更新日:

 なでしこジャパンがEAFF(東アジアサッカー連盟)E―1選手権で韓国と対戦(8日)。3―2で勝利を収めた。この試合で「若手攻撃系選手たちの奮闘ぶり」を目を細めて見させてもらった。まずは先制ゴールを決めたFW田中美南(23=日テレ)である。 

 彼女の最大の武器は何か? シュートに持っていくまでの「形」を持っているところだ。たとえ相手ゴールに背を向けた状態でボールを受けても、絶妙なトラップからクルッと前に向き、良いタイミングでシュートを放つ。ボールの収まりもいいし、キープ力もある。頼りがいのあるストライカーだ。

 左サイドMF長谷川唯(20=日テレ)も、将来が楽しみな選手である。タッチライン際のドリブル突破が持ち味。後半途中から任されたトップ下でも、問題なくプレーできることを証明した。

 守備陣に対しては、合格点はあげられない。最終ラインには左からSB万屋美穂(21=仙台)、CB鮫島彩(30=神戸)、CB三宅史織(22=神戸)、SB大矢歩(23=愛媛)が並んだが、強烈なインパクトを残したとは言い難い。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希にリリーバーとしての“重大欠陥”…大谷とは真逆の「自己チューぶり」が焦点に

  2. 2

    初の黒人力士だった戦闘竜さんは難病で入院中…「治療で毎月30万円。助けてください」

  3. 3

    吉沢亮は業界人の評判はいいが…足りないものは何か?

  4. 4

    「俺は帰る!」長嶋一茂“王様気取り”にテレビ業界から呆れ声…“親の七光だけで中身ナシ”の末路

  5. 5

    吉沢亮「国宝」150億円突破も手放しで喜べない…堺雅人“半沢直樹ブーム”と似て非なるギャラ高騰の行方

  1. 6

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 7

    巨人・田中将大が好投しても勝てないワケ…“天敵”がズバリ指摘「全然悪くない。ただ…」

  3. 8

    トイレ盗撮も…谷村新司が息子を叱れない“恥ずかしい過去”

  4. 9

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  5. 10

    西野カナ×Perfumeショットにファンびっくり…ザワつき巻き起こした「のっち不在ショット」を読み解く