理事選へ蠢動する貴乃花親方 日馬富士の親方にも擦り寄り

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「弟子を守る」とか言いながら、理事選のためなら、あっさり手のひらを返すということか。

山響親方に対してもなりふり構わず

 今場所中、貴乃花親方が接近したのは伊勢ケ浜親方に限らない。前回の理事長選で貴乃花親方を支持した現理事の山響親方(47)に対しても協力を仰いだともっぱらだ。

 山響親方は暮れの12月28日の理事会で、貴乃花親方の理事解任提案決議をすんなりと了承し、周囲を拍子抜けさせた。貴乃花親方については「何を言っても聞く耳を持たない」「もはやコミュニケーションが取れない」と、ゲンナリしているそうだ。貴乃花一派の勢力減もあって、理事職の座はもはや風前のともしび、一派とはすでに決裂したとのウワサもあった。

 貴乃花親方はそんな山響親方に対しても、なりふり構わず。では貴乃花親方は伊勢ケ浜親方と山響親方を“籠絡”できるのか。前出の親方がこう言った。

「伊勢ケ浜親方は今回も理事に立候補するつもりだった。理事長選での支持を条件にすれば、2月の理事選で貴乃花一派の協力を得て当選できるという読みもあったのでしょう。ところが、22日の一門会で潮目が変わった。伊勢ケ浜親方が立候補したいと申し出ると、一門の総帥である大島親方(元関脇魁輝)から『何を考えてるんだ!』と一喝されたといいます。傷害事件の責任を取って理事を辞任したばかりなのに、舌の根も乾かないうちに立候補とは何事かといさめられたのです。鶴の一声もあって、伊勢ケ浜一門からの立候補者は高島親方(元関脇高望山)に一本化された。伊勢ケ浜親方も含め、貴乃花親方に近いといわれる浅香山親方(元大関魁皇)も高島親方に投票することが確認された」

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