7月場所も休場宣言 横綱稀勢の里を追い詰めた“先代の呪縛”

公開日: 更新日:

「先代の指導は『角界一厳しい』といわれていた。不甲斐ない相撲を取ると、ゲンコツや竹刀が飛んでくるのは当たり前。弟子の生活指導も神経質なくらいに気を使い、ちゃんこも自分で味見をした上でないと食卓に出させず、『市販のものは添加物が入っている』と、麺類は部屋で手打ちしていたくらいです。弟子を思うがゆえに過激すぎるきらいもあったので、弟子は反発するか心酔するか。稀勢の里は後者。中卒の思春期に入門しただけに、本当の父親と同じくらい慕っていた」

 さらにこの親方は続ける。

「やがて『師匠の教えに従っていれば大丈夫』となり、自分で新たなことを考えて実行するというアタマと行動力に欠けた。禁止されていた出稽古を解禁したのも、先代が他界してから2年後の2013年。その後、『出稽古に行くなら強いヤツとやれ』といくら周囲が口を酸っぱくして言っても、耳を貸さなかった」

 出稽古先で白鵬とかち合い、向こうから「稽古しよう」と誘われたのも、偶然に偶然が重なった結果。覚醒したとしても、時すでに遅し、だ。

 先代の薫陶を受けて横綱に上り詰めるも、結局、その教えに固執したり、ガンコな性格が災いとなった。崖っぷちに立たされたのは、左上半身のケガだけが原因ではない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐藤二朗vs橋本愛騒動が直撃! フジドラマ“出たくない俳優”&“見たくない視聴者”の二重苦

  2. 2

    趣里が7月期テレ朝ドラマで出産後初主演 続く水谷家との「蜜月」で三山凌輝にも復活説

  3. 3

    萩本欽一〈24〉相方の坂上二郎さんとは「遊ばない・食事しない・夢を語らない」を徹底した事情

  4. 4

    巨人エース戸郷翔征の不振を招いた“真犯人”の実名…評論家のOB元投手コーチがバッサリ

  5. 5

    “キムタク効果”見込んだ吉野家の戦略は残念な結果に…ファンの間に沸き起こる「藤田ニコル復帰待望論」

  1. 6

    佐藤二朗騒動の余波!「福田組」の長澤まさみへの“ハラスメント”舞台挨拶の悪ノリ動画が再注目…女性視聴者は嫌悪

  2. 7

    ソフトバンク「佐々木麟太郎シフト」着々…同ポジションの中村晃引退、山川穂高二軍塩漬けが伏線

  3. 8

    「夫婦別姓刑事」とフジテレビの時代錯誤…“看板に偽りあり”のタイトルと「超・年の差婚」設定への嫌悪感

  4. 9

    萩本欽一〈25〉「車椅子でも絶対に明治座に出す」脳梗塞で左半身麻痺の坂上二郎さんを奮い立たせたひと言

  5. 10

    維新また猿芝居…国会空転トップ会談で定数削減法案に“白旗”も「今時点で取り下げない」と強がるワケ