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元川悦子サッカージャーナリスト

1967年7月14日生まれ。長野県松本市出身。業界紙、夕刊紙を経て94年にフリーランス。著作に「U―22」「黄金世代―99年ワールドユース準優勝と日本サッカーの10年 (SJ sports)」「「いじらない」育て方~親とコーチが語る遠藤保仁」「僕らがサッカーボーイズだった頃2 プロサッカー選手のジュニア時代」など。

エクアドル戦は“ジョーカー”三笘薫を先発に指名か E-1選手権MVP相馬勇紀を抜擢か?

公開日: 更新日:

代表入りに猛アピールを続ける相馬

 報道陣を締め出した後の1時間弱は戦術確認を行った模様。次戦の注目点の1つは冒頭の通り、三笘薫の起用法だろう。
 
 2021年11月のW杯最終予選・オマーン戦後半からA代表のピッチに初めて立った彼は、いきなり伊東純也(スタッド・ランス)の決勝弾をアシスト。2022年3月の豪州との大一番(シドニー)でも値千金の2ゴールを叩き出し、日本をカタールへと導いた。

そして6月のパラグアイ戦(札幌)、ガーナ戦(吹田)、23日の米国戦と早くもA代表5点目。日本の重要な得点源になりつつある。

 川崎時代に「ヌルヌル・ドリブル」と評された切れ味鋭い突破力は、英プレミアリーグ参戦でより磨きがかかった様子だ。

「イングランドは強度が高いですし、1人ひとりの足の速さや伸びる足のリーチが違う。そこに適応して行っている段階」と本人も自信を深めつつある様子だ。

 となれば、見る側としては代表でのスタメン起用を期待してしまう。

 これまでの左サイドを主戦場としていた南野拓実(モナコ)がトップ下へ移動しそうな雲行きで、今回左のポジションは空く。そこに7月のE-1選手権MVPの相馬勇紀を抜擢するのか、それとも三笘に先発のチャンスを与えるのか、森保監督も思案のしどころだろう。

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