「財団法人の責務を果たすことが第一の相撲協会のなす仕事」70年前の国会で第10代佐渡ケ嶽親方が激しく批判

公開日: 更新日:

「財団法人たる責務を果たすことが第一の相撲協会のなす仕事だと自分は感じておるものであります。(略)理事会の機会あるごとに自分は始終申し述べたにかかわらず、何らこれに対する反響がないのであります」

 永井氏は第10代佐渡ケ嶽親方として理事も務めた。相撲健康体操の原型を考案し、私費で「大日本国技研修会」も設立して相撲の普及に尽力したが、執行部にうとまれて協会を追われた。その経緯も国会で証言している。

 その後にできたのが現在の相撲教習所だった。新弟子に実技や相撲文化、教養の座学を施す役割を担っているが、先の役員改選では、前期にナンバー2の事業部長だった芝田山理事(元横綱大乃国)が教習所長に任命された。

 公益目的を果たすはずの「学校」は、国会の議論をかわすために形を変え、今では遠ざけたい理事を追いやる職場になったのだろうか。

▽若林哲治(わかばやし・てつじ)1959年生まれ。時事通信社で主に大相撲を担当。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    Snow Man佐久間大介が城西国際大学メディア学部映像芸術コースで培った“強力な武器”

  2. 2

    長崎平和式典で注目 国光文乃外務副大臣の「黒歴史」…高市首相の傲慢ヨソに「非核三原則」堅持明言

  3. 3

    高市首相が長崎被爆者団体に“ガン飛ばし”で大炎上! 会長あいさつ「戦争知らない」に過剰反応?

  4. 4

    2度目の離婚に踏み切った吉川ひなの壮絶半生…最初の夫IZAMとは"ままごと婚"と揶揄され「宗教2世」も告白

  5. 5

    松本若菜“シャイニング顔”で奮闘も…「君の好きは無敵」視聴率4.3%からの反撃を阻む“アラ還コンビ”

  1. 6

    玉川徹、橋下徹、杉村太蔵、カズレーザー…いま一番視聴率が取れるコメンテーターは誰?

  2. 7

    バナナマン日村が簡単に復帰できそうにない「もう1つの理由」…レギュラー11本抱える人気者のジレンマ

  3. 8

    霞ケ浦“春高バレー指揮官”高橋監督「今から他競技でも県ベスト8は狙えます。部活動の指導は組織づくり」

  4. 9

    萩本欽一〈36 〉茨城GGを創設して野球界に乗り込んだ理由は長嶋茂雄さんとの2人きりの会話

  5. 10

    松村北斗「告白」で“一番の演技派”に王手! イケメンだから許される“ストーカー役”で証明した伸びシロ