元大関・増位山志郎さん死去「人生は短い、好きなことをやるんだ」…常に新しいことに挑戦し続けた

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 当時を振り返る増位山さんの表情が曇った。

「お金が儲かっているとか、やっかみがすごかった。それで歌うことができなくなっちゃった。日本相撲協会にダメだと言われて。あの時は歌番組を見るのも嫌になりました。本を書いて印税をもらっている力士もいるのに、僕がレコードで歌唱印税をもらうのが癪だったんでしょうね。了見が狭いんですよ」

 芸能界でも多くのスターと交流を持った。美空ひばりさん、ペギー葉山さん、フランク永井さんなど、錚々たる顔ぶれとの思い出も語っている。

 なぜ大スターたちに愛されたのか。増位山さんは独特の視点でこう解き明かす。

「ひばりさんやペギーさんから気軽に声をかけてもらえるのは、僕がもともと違う業界の人間だったからです。チョンマゲをつけた力士だったから」

■老いてなお多彩な挑戦、晩年はサックスに夢中

 晩年は特にサックスに熱中していたという増位山さん。なぜサックスに夢中になったのか。増位山さんは実用的な理由を挙げた。

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