侍Jリリーフ陣崩壊で揺らぐ屋台骨…現場で高まる「平良海馬を再招集すべき」の声
ソフトバンク杉山一樹を招集したかったのに…
ただでさえ投手陣は故障者が続出している。合宿前には平良海馬(西武)、石井大智(阪神)が相次いで出場を辞退。代役に藤平尚真(楽天)、隅田知一郎(西武)を招集した。さらに、メジャー組の松井裕樹(パドレス)も先日、パドレスのキャンプでライブBPに登板した際に、左足の付け根を痛めて緊急降板。すでに侍ジャパンには出場辞退を申し入れ、代役には金丸夢斗(中日)が選出されるという。大卒2年目の飛躍が期待される左腕は、昨秋の韓国との強化試合(東京ドーム)のメンバーに選出され、ピッチクロック、ピッチコムを経験していることを買われたようだ。
「これも苦肉の策ですよ」と、侍ジャパン経験のある球界OBがこう続ける。
「金丸は先発投手ですが、侍の首脳陣としてはリリーフ専門の杉山一樹(ソフトバンク)を招集したかった。平良、石井、松井とリリーバーが相次いでリタイア。松本裕樹(ソフトバンク)、大勢、藤平の3人しかいなくなった。まして大勢の状態はイマイチですからね。杉山は侍ジャパンから連絡を受け、球団と相談したうえで、この時期からの侍合流は調整が難しいという趣旨の説明をしたと聞きました。そもそも、昨秋の韓国との強化試合で代表入りのオファーを受けたものの、日本シリーズに出場した疲労を考慮して断りを入れていた。その際、韓国戦に出場をしない場合はWBCへの出場が難しくなるという旨の話を伝えられていたそうです。心の準備ができていなかったのでしょう」
相次ぐ救援投手のリタイアと辞退により、チーム内外では「平良を再招集すべき」との声が上がっている。
平良はキャンプ中、左ふくらはぎ肉離れで辞退したものの、先日、ライブBPでは打者4人に32球を投げ、最速148キロをマーク。その後、ブルペンでも約50球を投じ、150キロを計時し、「ほぼ治ったと思っている」と、復調をアピールした。
「この時期の故障者の代替選手に制約はない。であれば、一度辞退した選手とはいえ、松井の代替投手は、状態が上向いてきた平良が最適です。そもそも井端監督は平良を抑えとして起用する構想があったわけですからね。とはいえ、井端監督は『再発した時の方が彼の野球人生にとってはよくないこと。すごく気持ちが強かったので、説得するのも大変だった』と言っていた。再招集の可能性は極めて低いでしょうが、今さらピッチクロック、ピッチコムの経験がない投手を呼ぶのは難しい。球界を見渡してもリリーフとして実績のある投手も少ない。そんな苦境が、『平良待望論』を加速させています」(同)
初戦を迎える3月6日の台湾戦まで残り1週間半。侍ジャパンは果たして、ブルペンを立て直すことができるか。


















