著者のコラム一覧
友成那智スポーツライター

 1956年青森県生まれ。上智大卒。集英社入社後、今はなきPLAYBOY日本版のスポーツ担当として、日本で活躍する元大リーガーらと交流、米国での現地取材も頻繁に行いアメリカ野球やスポーツビジネスへの造詣を深める。集英社退社後は、各媒体に大リーグ関連の記事を寄稿。04年から毎年執筆している「完全メジャーリーグ選手名鑑」は日本人大リーガーにも愛読者が多い。

“陰毛禁止”撤回 メジャーでは全身毛むくじゃらがトレンド

公開日: 更新日:

 メジャーに移籍した日本人選手は、さまざまな習慣に面食らうことになる。とりわけ驚きが大きいのは、「陰毛剃り」の習慣である。野球に限らず、欧米ではスポーツ選手が陰毛を剃ることが常識化している。生やしたままにしておくと雑菌がたまりやすくなり、皮膚病、感染症、毛じらみなどの原因になるからだ。加えて、欧米人は日本人に比べて体臭が強く、陰毛に雑菌がたまると股間の臭いが強くなることも、陰毛を忌避する理由のひとつになっているようだ。

 MLBで衛生上の理由から陰毛剃りが推奨されるようになったのは1960年代のことだ。その先駆けとなったのは、球界のモラルリーダーを自任するヤンキースで60年代の早い時期に「ノー・ピュービック・ヘア・ポリシー(陰毛禁止ルール)」を制定し、選手に順守させてきた。このルールがあるため、日本人選手も伊良部、松井秀喜から黒田、田中将大に至るまで、全員がカミソリなどで股間をツルツルに剃っていた。

 しかし、MLBではここにきて潮流に変化が見られるようになった。それを象徴するのが昨年3月にヤンキースのオーナーであるハル・スタインブレナーがメディアの前で行った「陰毛禁止ルール撤回発言」である。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  3. 3

    気温50度の灼熱キャンプなのに「寒い」…中村武志さんは「死ぬかもしれん」と言った 

  4. 4

    U18日本代表がパナマ撃破で決勝進出!やっぱり横浜高はスゴかった

  5. 5

    坂口健太郎に永野芽郁との「過去の交際」発覚…“好感度俳優”イメージダウン避けられず

  1. 6

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  2. 7

    板野友美からますます遠ざかる“野球選手の良妻”イメージ…豪華自宅とセレブ妻ぶり猛烈アピール

  3. 8

    日本ハム・レイエスはどれだけ打っても「メジャー復帰絶望」のワケ

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景