虎ファン代表のダンカンさん 人生をタイガースとともにする契機になった60年前の阪神戦

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85年、日本一になった年に「浪速の春団治」からもらったサイン入りバット

 記憶に残る瞬間の一番は85(昭和60)年ですね。阪神は64年に優勝したけど、日本シリーズで負けます。日本一になったのはその21年後。あの時のことは強烈に覚えていますね。

 セ・リーグ優勝の対戦相手はヤクルト、場所は神宮です。阪神は九回に外野フライで追いつき、延長十回が終わった時点で5-5。引き分けで優勝です。確か、フジテレビが人気番組の「夜のヒットスタジオ」を飛ばして中継したんじゃないかな。

 当時、僕は26歳。阪神の定宿は後楽園球場と道を挟んだところにあるホテルです。その頃には「あぶさん」の水島新司先生と知り合いになっていて、神宮で「浪花の春団治」こと川藤幸三さんに「あとでな」と言われ、先生とホテルで待つことになった。すると、シャワーを浴びた川藤さんがやってきて、「長い間(優勝を)待たせたな、記念にこれ、持ってって」とバットにサインしてくれたんです。そのバットは家宝として大切に取ってあります。

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