6年前にくも膜下出血 神足裕司さんは「書く」が存在理由

公開日: 更新日:

 冒頭の医師の言葉は、その後に奇跡的に意識が戻った時に言われたものだそうです。

 刻々と変わる状態の中、家族はその都度、「植物状態になるかもしれない」「寝たきりになる」「記憶喪失かも」「自分では何もできない」「食事は二度と口からは食べられない」など、次から次へと最悪な場合のことを医師から告げられたといいます。その頃のボクは、頭頂部、鼻、お腹、腕、足、いろんなところに管がつながれていました。といっても、ボクは何も覚えていませんけど。

 水頭症の手術も受けまして、額の皮膚の下に管が見えます。今でも頭から出る余分な水は、体の中を通って穴をあけた胃に流し続けているらしいです。

■思いついたことは何でも書き留める

 急性期の大学病院と回復期のリハビリ病院を合わせて、病院で生かされている時期が約1年続きました。国が定めた回復期病院入院の上限180日の後は、人づてに聞いた高次脳機能障害のリハビリを重点的にやっている慈恵医大の病院へ3カ月入院しました。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  2. 2

    永野芽郁「キャスター」視聴率2ケタ陥落危機、炎上はTBSへ飛び火…韓国人俳優も主演もとんだトバッチリ

  3. 3

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  4. 4

    風そよぐ三浦半島 海辺散歩で「釣る」「食べる」「買う」

  5. 5

    広島・大瀬良は仰天「教えていいって言ってない!」…巨人・戸郷との“球種交換”まさかの顛末

  1. 6

    広島新井監督を悩ます小園海斗のジレンマ…打撃がいいから外せない。でも守るところがない

  2. 7

    インドの高校生3人組が電気不要の冷蔵庫を発明! 世界的な環境賞受賞の快挙

  3. 8

    令和ロマンくるまは契約解除、ダウンタウンは配信開始…吉本興業の“二枚舌”に批判殺到

  4. 9

    “マジシャン”佐々木朗希がド軍ナインから見放される日…「自己チュー」再発には要注意

  5. 10

    永野芽郁「二股不倫」報道でも活動自粛&会見なし“強行突破”作戦の行方…カギを握るのは外資企業か