著者のコラム一覧
永田宏長浜バイオ大学元教授、医事評論家

筑波大理工学研究科修士課程修了。オリンパス光学工業、KDDI研究所、タケダライフサイエンスリサーチセンター客員研究員、鈴鹿医療科学大学医用工学部教授を歴任。オープンデータを利用して、医療介護政策の分析や、医療資源の分布等に関する研究、国民の消費動向からみた健康と疾病予防の解析などを行っている。「血液型 で分かるなりやすい病気なりにくい病気」など著書多数。

愛知医大病院は1日の外来患者数が2500人超と大健闘

公開日: 更新日:

 大阪医科薬科大学の総収入は約741億円となっていますが、これには少し説明が必要です。本業である教育活動(医療を含む)の収入は約465億円ですが、合併(2016年度に大阪医科大学と大阪薬科大学が合併)に伴う特別収入として約274億円が計上されているのです。実際、17年度の収入予算額は、約470億円となっています。

 関西医科大学は医学部のみの単科大学。付属病院が3つあり、病床数が多めで、医療収入が好調です。6年間の学費は西日本では最安の約2800万円。兵庫医科大学は病床数が少ない分、学費が高めになっています。

 川崎医科大学は、学校法人川崎学園に属しています。コメディカル育成のための川崎医療福祉大学、川崎医療短期大学と、付属高校や専門学校で構成されており、法人全体の決算書のみを公開しています。学生・生徒が多いため、学生納付金が全体に占める割合は約18%で、医療収入の割合は約56%と低めです。

【連載】決算書でわかる有名病院のフトコロ事情

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