著者のコラム一覧
神崎浩孝医学博士、薬剤師

1980年、岡山県生まれ。岡山県立岡山一宮高校、岡山大学薬学部、岡山大学大学院医歯薬学総合研究科卒。米ロサンゼルスの「Cedars-Sinai Medical Center」勤務を経て、2013年に岡山大学病院薬剤部に着任。患者の気持ちに寄り添う医療、根拠に基づく医療の推進に臨床と研究の両面からアプローチしている。

「糖尿病の薬は飲み始めたらやめられなくなる」は大きな勘違い

公開日: 更新日:

 糖尿病血糖値が高くなる病気で、1型糖尿病と2型糖尿病があります。1型糖尿病はインスリン(血糖降下物質)を体内で作ることができないので、治療は投薬によるインスリン補充しかありません。一方、2型糖尿病は糖尿病患者の99%を占めています。生活習慣病として知られているように、加齢に伴い食生活や運動習慣に応じて発症します。

 高血糖は、昏睡を引き起こしたり、インスリンを作り出す膵臓にダメージを与えてさらに高血糖を助長する「糖毒性」と呼ばれる負のスパイラルをもたらします。さらに恐ろしいことに、3大合併症と呼ばれる腎症、網膜症、神経症によって、人工透析を受けなければならなかったり、失明したり、手足切断の可能性が出てきたりと、非常にリスクの高い病気といえます。そのため、予防と治療は必須です。

 糖尿病の治療に用いられる内服薬は、大きく3種類に分けることができます。①インスリン抵抗性改善薬②インスリン分泌促進薬③糖吸収・排泄調節薬です。①はインスリンの効きをよくする②はインスリンの分泌をよくする③は糖の吸収を抑える、または排泄を促進することで、血糖値を下げます。細かく分類すれば、実に7種類もの内服薬があります。一般的には1剤から始め、効果が不十分な場合には違う作用の薬を2~3種類用いて治療します。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    北島三郎(3)「北島ファミリー」の長女・原田悠里が語る御大

  2. 2

    バナナマン日村が簡単に復帰できそうにない「もう1つの理由」…レギュラー11本抱える人気者のジレンマ

  3. 3

    「マクドは健康保険と年金に加入できてよかった」 シニアが働き続けるために必要なこととは?

  4. 4

    東京・蒲田の2駅結ぶ蒲蒲線、大田区と地元を取材して分かった実現のハードルと地元の思い

  5. 5

    NHK夏の音楽特番「うたであえたら」は北川景子のMCが見事 カオスと化した近年の紅白はお手本に

  1. 6

    菊池風磨はジャニー喜多川氏の“推薦”もあって慶大総合政策学部に進学 仕事の合間に1日10時間の猛勉強

  2. 7

    KDDIが楽天モバイルへの「ローミング」終了でライバルの“品質低下”を狙い撃つ

  3. 8

    豊昇龍が長期離脱で大の里までピンチ! “ひとり横綱”の重圧で「共倒れ」にならないか

  4. 9

    徳川光圀(1)水戸黄門は全国漫遊などしていない 主に出かけたのは江戸と領地の往復

  5. 10

    永野芽郁がキャバ嬢で「復帰」もM!LKファンやきもき…共演するかもしれない佐野勇斗への“キラー”ぶり警戒