脳<下>ストレスを解消し脳を癒やす方法 睡眠だけじゃない

公開日: 更新日:

 しかし、ストレスが増えるとセロトニンの分泌が減る、セロトニンが増えるとストレスが減る、という関係にある。夜遅くまで仕事をしていたり、スマホのSNSやゲームなどで夜更かしをして睡眠時間が少ないとストレスが十分に解消されず、セロトニン欠乏という悪循環に陥るのだ。

「現代のストレスの多くは、頭脳労働による脳の疲れです。その状態は交感神経が活性化していて、眠りのスイッチとなる副交感神経がうまく働かず、“眠れなくなる”ことが一番の問題です。睡眠の質が悪いと、朝の目覚めが悪くなり、日中は集中力の低下、キレやすい、イライラする、意欲の低下などが起こります」

 人の脳は、読み、書き、話す、計算などの言語、論理的思考などを担当する「左脳」と、図形や映像の認識、イメージ記憶などをつかさどる「右脳」がある。現代のストレスで疲れてしまうのは主に左脳の方だ。このようなことから、右脳を働かせて左脳を休めるような音楽を聴くことも、疲れた脳を癒やすひとつの方法になるという。

 脳をリラックスさせ、セロトニン活性を促すためにいい音楽は、無意識に近い形で右脳が受け流すメロディーのない自然音。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    さすがチンピラ政党…維新「国保逃れ」脱法スキームが大炎上! 入手した“指南書”に書かれていること

  2. 2

    国民民主党の支持率ダダ下がりが止まらない…ついに野党第4党に転落、共産党にも抜かれそうな気配

  3. 3

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  4. 4

    来秋ドラ1候補の高校BIG3は「全員直メジャー」の可能性…日本プロ野球経由は“遠回り”の認識広がる

  5. 5

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  1. 6

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  2. 7

    小林薫&玉置浩二による唯一無二のハーモニー

  3. 8

    脆弱株価、利上げ報道で急落…これが高市経済無策への市場の反応だ

  4. 9

    「東京電力HD」はいまこそ仕掛けのタイミング 無配でも成長力が期待できる

  5. 10

    日本人選手で初めてサングラスとリストバンドを着用した、陰のファッションリーダー