新型コロナは室内が危ない 冬こそ空気マネジメントが必要だ

公開日: 更新日:

 窓の全開放は一時的とはいえ室温や湿度を大幅に下げる。そうならないように常時窓を少し開けて徐々に換気しつつ、暖房器具を稼働させ室温を保つことが大切だ。

「湿度を適切な値に維持するための加湿器も、もちろん有効です」

 換気は部屋の対角線上にある窓やドアを開けた方が空気の流れができて効率的だ。換気扇が汚れていたり、家具で室内の給気口がふさがらないように注意したい。

「温かい空気は部屋の上に、冷たい空気は下にたまります。扇風機を斜め上に向けて空気を拡散するのも良いでしょう」

 では、窓のない部屋ではどうすればいいのか?

「市販の空気清浄機を使うことです。米国環境保護庁並びに米国、欧州の空調関係の学会は外気取り入れを推奨しつつ、HEPAフィルター付きの空気清浄機を換気の補助に使うことを推奨しています。厚労省も、データの蓄積が必要としつつも、HEPAフィルター付きの空気清浄機がウイルスを低減させる効果があることは明らか、としています。外気取り入れの方向と空気清浄機の風向きを一致させて使いましょう」

 なお、人がいない部屋の窓を開け、廊下を経由して、少し温まった状態の空気を人のいる部屋に取り入れることも、室温を保つには有効だ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神・梅野がFA流出危機!チーム内外で波紋呼ぶ起用法…優勝M点灯も“蟻の一穴”になりかねないモチベーション低下

  2. 2

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  3. 3

    国民民主党「選挙違反疑惑」女性議員“首切り”カウントダウン…玉木代表ようやく「厳正処分」言及

  4. 4

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  5. 5

    本命は今田美桜、小芝風花、芳根京子でも「ウラ本命」「大穴」は…“清純派女優”戦線の意外な未来予想図

  1. 6

    巨人・戸郷翔征は「新妻」が不振の原因だった? FA加入の甲斐拓也と“別れて”から2連勝

  2. 7

    時効だから言うが…巨人は俺への「必ず1、2位で指名する」の“確約”を反故にした

  3. 8

    石破首相続投の“切り札”か…自民森山幹事長の後任に「小泉進次郎」説が急浮上

  4. 9

    今田美桜「あんぱん」44歳遅咲き俳優の“執事系秘書”にキュン続出! “にゃーにゃーイケオジ”退場にはロスの声も…

  5. 10

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃