著者のコラム一覧
松生恒夫医学博士

昭和30(1955)年、東京都出身。松生クリニック院長、医学博士。東京慈恵会医科大学卒。日本消化器内視鏡学会専門医・指導医。地中海式食生活、漢方療法、音楽療法などを診療に取り入れ、治療効果を上げている。近刊「ビートルズの食卓」(グスコー出版)のほか「『腸寿』で老いを防ぐ」(平凡社)、「寿命をのばしたかったら『便秘』を改善しなさい!」(海竜社)など著書多数。

ジョンは息子に「週1回だけ」ハーゲンダッツを食べさせた

公開日: 更新日:

 1970年代後半、ジョン・レノンは息子ショーンの食育に目覚めます。自ら玄米のご飯を炊き、パンを焼き、魚を料理する生活を送り始めます。ショーンが生まれる前に、ジョンとヨーコは、かねて関心のあったマクロビオテック(玄米、雑穀、全粒粉の小麦粉を主食、野菜、漬物、豆類などを副食とする食事法)を学ぶために、ボストンにあった「久司インスティテュート」を訪れます。ここは、ボストンを拠点にマクロビオテックの普及に努めた食養研究家・久司道夫が設立した施設です。

 2人は1週間勉強する予定でしたが、ファンやマスコミが騒ぎ出したため、2日の滞在で切り上げざるを得ませんでした。

 35歳から40歳であったこの時期のジョンの日常生活は、人生においてもっとも快適に過ごした時期といってもいいかもしれません。1975年3月に妊娠が判明した時、ヨーコは子育てに関して、ジョンに提案をします。先妻シンシアとの間に長男ジュリアンが生まれた時、ジョンはわが子と一緒にゆっくりとした時間を過ごしたり、育児に精を出したりすることはほとんどありませんでした。それを知っていたヨーコは、自分たちの子育てに関してはジョンの協力を強く求めたのです。ジョンは多くの時間を息子と過ごすよう努めると同時に、食育への関心を示します。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がもしFA3連敗ならクビが飛ぶのは誰? 赤っ恥かかされた山口オーナーと阿部監督の怒りの矛先

  2. 2

    大山悠輔が“巨人を蹴った”本当の理由…東京で新居探し説、阪神に抱くトラウマ、条件格差があっても残留のまさか

  3. 3

    悠仁さまの筑波大付属高での成績は? 進学塾に寄せられた情報を総合すると…

  4. 4

    大山悠輔に続き石川柊太にも逃げられ…巨人がFA市場で嫌われる「まさかの理由」をFA当事者が明かす

  5. 5

    織田裕二がフジテレビと決別の衝撃…「踊る大捜査線」続編に出演せず、柳葉敏郎が単独主演

  1. 6

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 7

    ヤクルト村上宗隆と巨人岡本和真 メジャーはどちらを高く評価する? 識者、米スカウトが占う「リアルな数字」

  3. 8

    どうなる?「トリガー条項」…ガソリン補助金で6兆円も投じながら5000億円の税収減に難色の意味不明

  4. 9

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  5. 10

    タイでマッサージ施術後の死亡者が相次ぐ…日本の整体やカイロプラクティック、リラクゼーションは大丈夫か?