著者のコラム一覧
松生恒夫医学博士

昭和30(1955)年、東京都出身。松生クリニック院長、医学博士。東京慈恵会医科大学卒。日本消化器内視鏡学会専門医・指導医。地中海式食生活、漢方療法、音楽療法などを診療に取り入れ、治療効果を上げている。近刊「ビートルズの食卓」(グスコー出版)のほか「『腸寿』で老いを防ぐ」(平凡社)、「寿命をのばしたかったら『便秘』を改善しなさい!」(海竜社)など著書多数。

ジョンは息子に「週1回だけ」ハーゲンダッツを食べさせた

公開日: 更新日:

「週に1回、ハーゲンダッツのアイスクリームを食べることができる」

 また、時にはマクドナルドに行くこともあったようですが、甘いもの対策同様、回数は制限していたようです。精製された砂糖は食べさせず、ケーキを食べさせる時にもハチミツで甘味をつけたものを注文していました。ハチミツにはオリゴ糖が多く含まれていますが、小腸で吸収されにくく、血糖値の上昇を抑える性質があります。

 ここで、砂糖について簡単に述べてみたいと思います。まず白砂糖の特徴ですが、ほとんどがショ糖(スクロース)という単糖と呼ばれる甘味成分で、ミネラル分はほとんど含まれていません。さらにグラニュー糖は99・9%がショ糖。ショ糖はエネルギー源ではあるものの、カロリーが高いため、過剰な摂取は肥満糖尿病のリスクを高めます。虫歯発生の原因でもあります。

■ショーンは「ご飯とみそ汁の食事」が大好き

 一方、白砂糖を作った後の残りの糖液を煮詰めて結晶として取り出して作る三温糖はミネラル分が含まれています。さらに、黒砂糖はといえば、カリウム、マグネシウムなどのミネラル分など、ショ糖以外の成分が約15%含まれています。黒砂糖には腸内環境の改善が期待できるラフィノース(オリゴ糖の一種)、グルコースという糖の吸収を抑制するフェニルグルコシド、疲労回復、肥満・生活習慣病予防などの効果があるオクタコサノールなどの物質が含まれています。いずれにせよ、白砂糖に比べて、黒砂糖の方が栄養面はもちろん、血糖値の急上昇、乱高下を抑制するという点においては優れています。しかし、糖分であることは同じですから、過剰な摂取は脂肪細胞として蓄積されるリスクを高めることになります。

 ジョンが精製された糖の摂取について、どこまでリスクを認識していたかはわかりませんが、ショーンの誕生以後、自然食、和食などを中心にした食生活を実践していたことは間違いありません。ちなみに、ショーンは後のインタビューでこう明かしています。「ご飯とみそ汁の食事が好きだった」と。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    2度目の離婚に踏み切った吉川ひなの壮絶半生…最初の夫IZAMとは"ままごと婚"と揶揄され「宗教2世」も告白

  2. 2

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  3. 3

    嶋基宏は一時期ノイローゼ状態になっていた...心ここにあらずで、魂が抜けた状態に

  4. 4

    伊藤健太郎とキンプリ永瀬廉で明暗クッキリ…「熱愛報道」出口夏希の足を引っ張りかねない“イメージ格差”

  5. 5

    なぜ「愛子天皇」ではダメなのか? 美智子さまが心情を吐露する出版物を準備中…と政界で話題

  1. 6

    嵐が去る前に思い出す…あの頃の「松本潤」と「大野智」

  2. 7

    視聴率の取れない枠にハマった和久田麻由子アナの不運 与えられているのは「誰でもできる役割」のみ

  3. 8

    不慮の事故で四肢が完全麻痺…BARBEE BOYSのKONTAが日刊ゲンダイに語っていた歌、家族、うつ病との闘病

  4. 9

    居酒屋倒産が過去最多ペース 客離れの背景にある「飲み放題5000円」の壁

  5. 10

    巨人“育成の星”のアクシデントに阿部監督は顔面硬直、原辰徳氏は絶句…桑田真澄氏の懸念が現実に