ジェネリックも先発薬も…深刻な「クスリ不足」の現状はどうなっているのか

公開日: 更新日:

 それを受け、全国で立ち入り調査や自主点検が実施された結果、複数のメーカーで製造工程の問題が見つかり、2021年から2022年にかけて9つの会社に相次いで業務停止命令が出る事態となった。

「この一連の不祥事によって、医薬品の出荷が次々にストップしました。あるクスリの出荷が止まると、同じ成分のクスリを製造しているメーカーに注文が殺到することになります。しかし、製造や供給の量には限界があるため、すべてに対応するのは難しい。そうした状況があちこちで起こったのです。さらに、新型コロナウイルスの世界的な流行やロシアのウクライナ侵攻などの影響で、『バルク』と呼ばれるクスリの原材料の確保や流通にも支障が出ました。こうしたさまざまな要因が重なって、全国的なクスリ不足が続いているのです」

 日本ジェネリック製薬協会の調査では、今年5月末の時点で約2500品目の供給調整が行われているという。治療薬が不足している疾患は、喘息やアトピー性皮膚炎などのアレルギー疾患、狭心症や不整脈などの心臓疾患、気管支炎や肺炎などの呼吸器疾患、胃炎や胃潰瘍などの消化器疾患、てんかん、うつ病、リウマチ、骨粗しょう症、感染症など多岐にわたる。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐藤二朗vs橋本愛騒動が直撃! フジドラマ“出たくない俳優”&“見たくない視聴者”の二重苦

  2. 2

    趣里が7月期テレ朝ドラマで出産後初主演 続く水谷家との「蜜月」で三山凌輝にも復活説

  3. 3

    萩本欽一〈24〉相方の坂上二郎さんとは「遊ばない・食事しない・夢を語らない」を徹底した事情

  4. 4

    巨人エース戸郷翔征の不振を招いた“真犯人”の実名…評論家のOB元投手コーチがバッサリ

  5. 5

    “キムタク効果”見込んだ吉野家の戦略は残念な結果に…ファンの間に沸き起こる「藤田ニコル復帰待望論」

  1. 6

    佐藤二朗騒動の余波!「福田組」の長澤まさみへの“ハラスメント”舞台挨拶の悪ノリ動画が再注目…女性視聴者は嫌悪

  2. 7

    ソフトバンク「佐々木麟太郎シフト」着々…同ポジションの中村晃引退、山川穂高二軍塩漬けが伏線

  3. 8

    「夫婦別姓刑事」とフジテレビの時代錯誤…“看板に偽りあり”のタイトルと「超・年の差婚」設定への嫌悪感

  4. 9

    萩本欽一〈25〉「車椅子でも絶対に明治座に出す」脳梗塞で左半身麻痺の坂上二郎さんを奮い立たせたひと言

  5. 10

    維新また猿芝居…国会空転トップ会談で定数削減法案に“白旗”も「今時点で取り下げない」と強がるワケ