著者のコラム一覧
堀田秀吾明治大学教授、言語学者

1968年生まれ。言語学や法学に加え、社会心理学、脳科学の分野にも明るく、多角的な研究を展開。著書に「図解ストレス解消大全」(SBクリエイティブ)など。

挨拶するときは2秒以上相手の目を見る癖をつけよう 好意と深く関係

公開日: 更新日:

 その後、相手の印象について尋ねたところ、視線量が多いほど他者からの好感度が上昇することが明らかになりました。その一方で、絶えず注視していると好感度が下がってしまうことも確認されたといいます。

 たしかに、ずっと見つめられると恐怖や不安を感じてしまう--という人も多いのではないでしょうか。

 アーガイルによれば、見つめすぎるのは逆に不自然で、自然なアイコンタクトとは会話全体の7~8割で、3~10秒ごとに視線を外すのが効果的だと指摘しています。意図的に視線を外すのも相手に安心感や好意を与えるテクニックなのです。

 もちろん、相手の目を見なければ好印象につながりません。どうしても相手の目を見ることに不安を覚えてしまうなら、相手を直視しない代わりに笑顔を意識して、あるいは口角を上げて、話すことを心掛けるといいでしょう。

 また、1989年にケルーマンらは、72人の被験者を対象に視線行動が恋愛感情に及ぼす影響について研究を行っています。その結果、相互視線を交わした被験者は、情熱的な愛情、性格的な愛情、好意の感情が増加したそうです。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  2. 2

    永野芽郁「キャスター」視聴率2ケタ陥落危機、炎上はTBSへ飛び火…韓国人俳優も主演もとんだトバッチリ

  3. 3

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  4. 4

    風そよぐ三浦半島 海辺散歩で「釣る」「食べる」「買う」

  5. 5

    広島・大瀬良は仰天「教えていいって言ってない!」…巨人・戸郷との“球種交換”まさかの顛末

  1. 6

    広島新井監督を悩ます小園海斗のジレンマ…打撃がいいから外せない。でも守るところがない

  2. 7

    インドの高校生3人組が電気不要の冷蔵庫を発明! 世界的な環境賞受賞の快挙

  3. 8

    令和ロマンくるまは契約解除、ダウンタウンは配信開始…吉本興業の“二枚舌”に批判殺到

  4. 9

    “マジシャン”佐々木朗希がド軍ナインから見放される日…「自己チュー」再発には要注意

  5. 10

    永野芽郁「二股不倫」報道でも活動自粛&会見なし“強行突破”作戦の行方…カギを握るのは外資企業か