著者のコラム一覧
青島周一勤務薬剤師/「薬剤師のジャーナルクラブ」共同主宰

2004年城西大学薬学部卒。保険薬局勤務を経て12年9月より中野病院(栃木県栃木市)に勤務。“薬剤師によるEBM(科学的エビデンスに基づく医療)スタイル診療支援”の確立を目指し、その実践記録を自身のブログ「薬剤師の地域医療日誌」などに書き留めている。

持ち家は賃貸住宅や公営住宅よりも長生き…では賃貸と公営では?

公開日: 更新日:

 世界保健機関(WHO)は、2007年に「高齢者にやさしい都市(エイジフレンドリーシティー)」という考え方を提唱し、高齢者が健やかで安心して生活できる街づくりに欠かせない8つのトピックを公表しました。そのうちのひとつが「住居」です。

 これまでの研究報告において、家賃費用の増加が健康状態の悪化と関連する可能性が指摘されていました。また、持ち家に居住している人は、賃貸住宅に居住している人と比べて経済的に裕福であり、良好な健康状態を維持できる可能性があります。そのような中、居住環境と死亡リスクの関連性を検討した研究論文が、「サイエンティフィック・リポーツ」という学術誌に2024年3月30日付で掲載されました。

 この研究では、日本に在住している4万4007人が対象となりました。このうち、持ち家の居住者は3万7761人、賃貸住宅の居住者は2280人、公営住宅の居住者は2490人でした。また、介護保険のデータベースから死亡記録が調査され、住居の形態と死亡リスクの関連性が解析されています。なお、研究結果に影響を与え得る年齢や性別、婚姻状況、最終学歴、就労状況などの因子について、統計的に補正して解析されました。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「左膝の半月板が割れ…」横綱・豊昇龍にまさかのアクシデントで稽古中止

  2. 2

    松山千春がNHK紅白を「エコひいき」とバッサリ!歌手の“持ち時間”に求めた「平等」の正当性を考える

  3. 3

    巨人オーナーから“至上命令” 阿部監督が背負う「坂本勇人2世育成&抜擢」の重い十字架

  4. 4

    高市政権が抱える統一教会“爆弾”の破壊力 文春入手の3200ページ内部文書には自民議員ズラリ

  5. 5

    前橋市長選で予想外バトルに…小川晶前市長を山本一太群馬県知事がブログでネチネチ陰湿攻撃のナゼ

  1. 6

    チンピラ維新の「国保逃れ」炎上やまず“ウヤムヤ作戦”も頓挫不可避 野党が追及へ手ぐすねで包囲網

  2. 7

    阿部監督のせい?巨人「マエケン取り失敗」の深層 その独善的な振舞いは筒抜けだった

  3. 8

    バタバタNHK紅白 高視聴率でも今田美桜、有吉弘行らMC陣は負担増「出演者個々の頑張りに支えられた」

  4. 9

    菊池風磨のカウコン演出に不満噴出 SNS解禁でSTARTO社の課題はタレントのメンタルケアに

  5. 10

    ロッテ前監督・吉井理人氏が大谷翔平を語る「アレを直せば、もっと良く、170kmくらい投げられる」