「変形性膝関節症」治療の第一人者に聞く…新たに分かった発症のメカニズム

公開日: 更新日:

 石島教授がMRIを用いて早期の変形性膝関節症患者を調べた研究では、痛みの程度が小さい段階から半月板のすぐ下に骨棘ができることが判明。それにより半月板が本来あるべき位置から押し出されて内側に移動する「内側半月板逸脱」が生じ、変形性膝関節症に至るのではないか、とみられている。別の研究では、X線で変形性膝関節症が診断されていなくても、中高年では内側半月板逸脱が多いことが報告されている。

 つまり、X線で診断される前、または膝の痛みが出てくる前から変形性膝関節症に至る因子を抱えている可能性がある。

 冒頭で東京大学の大規模疫学調査の結果を紹介したが、これはX線で検査した場合の変形性膝関節症の有病率だ。“変形性膝関節症予備群”も含めると、「女性では40歳代でも1割、50歳代で3割」をはるかに超える数の人が該当することになる。このまま膝関節に負担がかかる生活を続けていると、5年後、10年後には、今できている動きが困難になる恐れがあるのだ。

■膝周辺の筋力訓練は痛み止め以上の効果

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高市首相、病気を理由に辞任? 囁かれるショートリリーフは麻生指名で「茂木敏充」か

  2. 2

    嵐活動終了で松本潤との「結婚待望論」再燃も…キッパリ否定の井上真央が送る“幸せシングルライフ”と結婚観

  3. 3

    「中傷動画」疑惑で高市首相またブチ切れ答弁連発し逃げ切り画策も…露呈した重大な“落とし穴”

  4. 4

    「笑点」新メンバー春風亭一之輔に“新司会就任”密約説…注目は木久扇、好楽、小遊三の進退

  5. 5

    大谷翔平が負傷して出血…ドジャース指揮官は軽症強調もサイ・ヤング賞に悪影響を及ぼす懸念

  1. 6

    見上愛は桐朋女子中高から日芸演劇学科に進んで演出家を志す 大学同級生・河合優実との本当の関係

  2. 7

    ハリボテの実質賃金「4カ月連続プラス」…巨額の税金つぎ込んだ補助金政策で“ゲタ履き”が実態

  3. 8

    6月7日に「笑点が重大発表」座布団運び山田隆夫は本当に勇退するのか? 「くん」が「さん」に変わった哀愁

  4. 9

    巨人橋上監督代行が坂本勇人に肩入れする事情…出場メンバーとオーダーに“唯一”口を出した

  5. 10

    遠藤航「W杯欠場」の可能性浮上…森保監督が代表引退したはずの吉田麻也を呼び寄せた深謀遠慮