なかやまきんに君のキャンペーンCMで話題…「検脈」にはどれくらい効果があるのか

公開日: 更新日:

 検脈による早期発見をとりわけ重視されているのが心房細動だ。心臓が細かく不規則に収縮を繰り返し、規則正しい心房の収縮ができなくなる不整脈のひとつで、血流が悪くなって血栓ができやすくなり、脳梗塞の原因にもなる。

 加齢に伴って増えるため、高齢化が進む日本での患者数は80万人といわれ、2030年には100万人を突破するとみられている。

「心房細動だけでは命に関わるような病気ではありませんが、放置しておくと深刻な重大病を招く危険があります。死亡や寝たきりになる可能性が高い心原性脳梗塞だけでなく、心臓の働きが悪くなって心不全になり、死亡や認知症のリスクが上がります。ただ、心房細動はおよそ4割が症状のない無症候性で、動悸などの胸部症状がまれにしか生じない発作性のタイプも多く、健康診断や一般的な診療では見つけるのがなかなか困難です。発見には24時間ホルター心電計などを使った長時間の心電図検査が有効ですが、手軽とはいえません。そこで、日頃の定期的な検脈が推奨されているのです」

■心房細動を早期に発見

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  2. 2

    渋野日向子に「ジャンボ尾崎に弟子入り」のススメ…国内3試合目は50人中ブービー終戦

  3. 3

    ソフトバンクは「一番得をした」…佐々木麟太郎の“損失見込み”を上回る好選定

  4. 4

    沢口靖子「絶対零度」が月9ワースト目前の“戦犯”はフジテレビ? 二匹目のドジョウ狙うも大誤算

  5. 5

    巨人・桑田二軍監督の電撃退団は“事実上のクビ”…真相は「優勝したのに国際部への異動を打診されていた」

  1. 6

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  2. 7

    国分太一が「世界くらべてみたら」の収録現場で見せていた“暴君ぶり”と“セクハラ発言”の闇

  3. 8

    恥辱まみれの高市外交… 「ノーベル平和賞推薦」でのトランプ媚びはアベ手法そのもの

  4. 9

    後藤真希と一緒の“8万円沖縄ツアー”に《安売りしすぎ》と心配の声…"透け写真集"バカ売れ中なのに

  5. 10

    沢口靖子も菅田将暉も大コケ不可避?フジテレビ秋ドラマ総崩れで局内戦々恐々…シニア狙いが外れた根深い事情