(2)不登校2年…「成績が一番」という母親の価値観から抜け出せた

公開日: 更新日:

不登校になったのは息子が悪いからだと考えていました。自分は子どものためを思ってやってきたのに、なぜ?と。実は、これはMさんの母親に限らず、不登校の子どもの親によくある思い込みなのです。子どもの気持ちを無視して自分の考えを押し付けてしまうのです」

 Mさんは個人カウンセリングを経て集団カウンセリングに参加するようになりました。集団カウンセリングは不登校だけでなく摂食障害やひきこもり、家庭内暴力などの問題を抱えた複数の家族が参加する小野所長独自の集団家族療法です。さまざまな年齢や経歴の参加者と接することで、Mさんは親が押し付けた成績至上主義の価値観から抜け出していきました。同時に自分を肯定できるようになっていったそうです。

「親の『成績が一番』という価値観に支配されてきたMさんに、違った生き方や考え方があることに気づいてもらうことが重要でした。私が行っている集団家族療法は年齢も職業も多様な『疑似社会』を形成し、参加者が多様な価値観に触れられるのが特徴です。他の親子を見たり、自分を批判されたり肯定されたりすることで、自分を客観視できるようになり、縛り付けられていた価値観から解放されていきます」(小野所長)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高市首相、病気を理由に辞任? 囁かれるショートリリーフは麻生指名で「茂木敏充」か

  2. 2

    嵐活動終了で松本潤との「結婚待望論」再燃も…キッパリ否定の井上真央が送る“幸せシングルライフ”と結婚観

  3. 3

    「中傷動画」疑惑で高市首相またブチ切れ答弁連発し逃げ切り画策も…露呈した重大な“落とし穴”

  4. 4

    「笑点」新メンバー春風亭一之輔に“新司会就任”密約説…注目は木久扇、好楽、小遊三の進退

  5. 5

    大谷翔平が負傷して出血…ドジャース指揮官は軽症強調もサイ・ヤング賞に悪影響を及ぼす懸念

  1. 6

    見上愛は桐朋女子中高から日芸演劇学科に進んで演出家を志す 大学同級生・河合優実との本当の関係

  2. 7

    ハリボテの実質賃金「4カ月連続プラス」…巨額の税金つぎ込んだ補助金政策で“ゲタ履き”が実態

  3. 8

    6月7日に「笑点が重大発表」座布団運び山田隆夫は本当に勇退するのか? 「くん」が「さん」に変わった哀愁

  4. 9

    巨人橋上監督代行が坂本勇人に肩入れする事情…出場メンバーとオーダーに“唯一”口を出した

  5. 10

    遠藤航「W杯欠場」の可能性浮上…森保監督が代表引退したはずの吉田麻也を呼び寄せた深謀遠慮