「腸」と「筋肉」の関係…アスリートや高齢者にはどんな特徴があるのか

公開日: 更新日:

 最近では筋肉を作る腸内マイクロバイオータ(腸内細菌叢)の働きも高齢者の筋肉の衰えに関係していることが明らかになりつつある。

 順天堂大学の研究チームによると、腸内細菌叢データを持つ65歳以上の男女356人をサルコペニア群、非サルコペニア群に分けて調べたところ、男性サルコペニア群では腸内細菌叢の多様性が低下、酪酸産生細菌群の占有率が低下していることがわかったという。

 これらの細菌群は筋力関連指標と正の関係にあった。しかし、女性サルコペニア群ではそのような特徴は得られなかった。

「サルコペニアとは加齢によって筋肉量と筋力が低下して身体機能が衰える状態を言います。この研究から少なくとも男性においては、食事を改善して腸内細菌叢に変化をもたらすことがサルコペニア予防につながる可能性があるということです」

■サルコペニア予防の基本は食事

 では、どのような細菌叢を増やすように努力すればいいのか?


 現在、筋肉の合成や回復に関わっているとされるのは、短鎖脂肪酸のひとつである「酪酸」(筋肉の炎症を抑えたり、筋タンパク合成を促進)、「ベイロネラ属」(運動で生じた乳酸をプロピオン酸に変えエネルギーとして再利用)、「バクテロイデスユニフォルミス」(酢酸やプロピオン酸を作り、細胞内のTCA回路を活性化して筋肉のエネルギー供給を助ける)、「フィーカリバクテリウム属」(筋肉の炎症を抑える)などがある。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    山田涼介が「令和最強アイドル」と評されるワケ…主演ドラマ「一次元の挿し木」は玉森裕太を三歩リード

  2. 2

    沈黙貫く橋本愛vs佐藤二朗「週刊新潮」で反論の泥沼化…SNS連投で"自滅"を心配する声も

  3. 3

    『ひよっこ』再放送記念、神回「ビートルズがやって来る」再録

  4. 4

    骨折で入院中ですが…ブラジルに惜敗した森保Jを巡る一部炎上報道で心が痛い

  5. 5

    萩本欽一〈24〉相方の坂上二郎さんとは「遊ばない・食事しない・夢を語らない」を徹底した事情

  1. 6

    男子バスケ日本代表に激震、ホーバス監督“解任”の真相…過去には八村塁と確執も 

  2. 7

    孤立深まる高市首相…国会10日ぶり正常化でも続く“包囲網” 与党内からも反発の声噴出の自業自得

  3. 8

    佐藤二朗騒動の余波!「福田組」の長澤まさみへの“ハラスメント”舞台挨拶の悪ノリ動画が再注目…女性視聴者は嫌悪

  4. 9

    趣里が7月期テレ朝ドラマで出産後初主演 続く水谷家との「蜜月」で三山凌輝にも復活説

  5. 10

    村上誠一郎前総務相が高市政権バッサリ!「これが本当に保守政治なのか」…突きつけた自民「立党宣言」との乖離