自分の無頓着を反省…31年前に手術した患者さんから聞く後日談
となると、私に挨拶に来られたあの男性は、いったい……。こういったビックリどんでん返しの後日談は日常茶飯事です。
私はもう30年以上、心臓手術をしています。心臓手術しか取りえがない、とも言えるかもしれませんが、なにか大きな力で「おまえはこれだけはできそうだから」と命令されているようにも思えます。天命というべきでしょうか。
今年、2人の日本人のノーベル賞受賞が決まりました。まだ、日本の大学が現在のような権力統制下になく、すぐに結果も求めない、戦争のにおいもしない、科学研究が自由な時代の業績が評価された結果でした。受賞が決まった2人の研究者からは、周囲への感謝の言葉とともに、信念と感性を信じて歩んできたうんぬんと、若い人へのメッセージも発せられました。
でも私が思うに、好きだからやってこられた、楽しかった、結果が出た、ということなんだと思います。忘我、つまりエクスタシーの世界です。こういった呪術的思考とも見えかねない姿勢が、なにかを成し遂げる人に共通する気がします。
低迷ニッポン、なにをやっても「儲かりまへん!」。働けど働けど、手取りは増えません! ネットカジノはお勧めしませんが、とにかく忘我の境地を見つけましょう。そして好きなことを思い切り楽しんで人生を過ごしましょう!