(4)先発品かジェネリックかOTCか…薬と上手に付き合うための心構え

公開日: 更新日:

 ところで、処方薬には「先発品」と「ジェネリック(後発品)」がある。両者は同じ有効成分を同量含有し、効き目も安全性も同等といわれている。しかも薬価はジェネリックの方が大幅に安くなるので2024年6月から医療費の削減と患者の窓口負担を減らそうと、薬局でそちらを勧められる機会が増えた。

 患者はそれを断り先発品を指定できる場合もあるが、ジェネリックとの差額の4分の1を自己負担とは別の特別料金として支払わねばならないことは覚えておきたい。この流れをどう判断するか。鈴木氏は「こだわりがないなら、安価なジェネリックから服用を始め効果を確かめてみる」ことを勧めている。

 あるいは、病院に行かず一般のドラッグストアで「OTC医薬品」(処方箋なしに購入できる市販薬)を選ぶことも状況次第で有効な選択肢になるという。「仕事を休むこと」や「インフルエンザなどが流行している時、わざわざ病人が集まる病院や薬局に出向いて長時間過ごすことのリスク」などを天秤にかけて考えてみたい。もちろん、かかりつけ薬剤師がいるなら事前に電話相談できるので、よりよい選択肢が示されるはずだ。 =おわり

▽鈴木信行(すずき・のぶゆき) 13年間、製薬・製剤に関する研究所に勤務。患者と医療者をつなぎ、日本のよりよい医療環境を目指す「患医ねっと」を2011年に創立。

【連載】薬局を10倍賢く利用する4つの裏ワザ

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    TBS「ラヴィット!」の“テコ入れ”に不評の嵐! グダグダぶりを楽しむ独自性損失で視聴者離れ加速危機

  2. 2

    「おい、おまえ、生意気なんだよ」 野村監督は俺の挨拶を“ガン無視”、暴れたろうかと考えた

  3. 3

    「オールスター感謝祭」で“ブチギレ説教” …島崎和歌子は今や「第2の和田アキ子」の域

  4. 4

    NHK朝ドラ「風、薫る」巻き返しを阻む“最大のネック”…見上愛&上坂樹里Wヒロインでも苦戦中

  5. 5

    米国とイランが2週間の停戦合意も日本は存在感ゼロ…お粗末すぎた高市外交を識者「完全失敗」とバッサリ

  1. 6

    スピードスケート引退・高木美帆にオランダが舌なめずり “王国復権の切り札”として白羽の矢

  2. 7

    高市政権が非情の“病人切り捨て”強行で大炎上! 高額療養費見直し「患者の意向に沿う」は真っ赤なウソ

  3. 8

    ブチ切れ高市首相が「誤報だ!」連発 メディア、官邸、自民党内…渡る政界は「敵ばかり」の自業自得

  4. 9

    JFAは森保一氏の“囲い込み”に必死 W杯後の「次の日本代表監督」のウワサが聞こえない謎解き

  5. 10

    『エニイ・タイム・アット・オール』1964年のジョンのギターを聴くだけで元気が出る