「認知症と共存する暮らし」とはどのようなものなのか
大切なのは、患者さんをしっかり診て、知り、信頼関係を構築すること、そして認知症をカミングアウトでき、見守りの中で「徘徊が散歩になる」安全で安心な生活環境体制をつくることです。
この取り組みは全国どこでも実現できます。認知症とともに生きる在宅支援の地域体制を構築したいと考える医師がひとりいれば、その医師をリーダーにして、地域の認知症関係者たちがつながればいいのです。症状の管理が難しい場合は、超強化型老健や認知症専門施設、一時的に精神科病院なども利用できます。
認知症と共存する暮らしは、日本全国どこにも必要です。認知症をカミングアウトできるシニア社会にしていくのです。
◆酒向正春氏の著書「筋肉革命95 何歳からでも実現できる95歳で当たり前に歩いて楽しむ人生を」(1650円)日刊現代から発売!



















