「股関節痛」「変形性股関節症」で悩んでいる人へ(1)医師・手術選びの5つのポイント
人工股関節置換術には大きく分けて、太ももの前面からメスを入れる「前方系アプローチ」と、お尻側からメスを入れる「後方系アプローチ」がある。
「患者さんがあおむけになって手術を受ける前方系アプローチは、傷が小さく、出血量が少なく、リハビリ期間が短い。ただしテクニックが必要で、どの医師も行えるわけではありません。一方、後方系アプローチは患者さんが横向き姿勢で手術を受けるのですが、術者にとっては比較的やりやすいものの、術中に骨盤が動きやすいため人工股関節の設置に誤差が生じる可能性があります。術後に脱臼を起こすリスクも、後方系アプローチの方が高くなります」
近年は、横向き(後方系アプローチ)でもロボットやナビゲーションシステムを使うようになり、設置が確実にできるようになりつつある。しかし、整形外科手術で用いるロボットはベテラン医師の腕を超える精度ではなく、また、人間の手でやるより傷口が大きくなりがちである。
「どちらを選ぶかは医師の技術力と病院の設備によりますが、前方系アプローチができる医師であれば、患者さんにとってのメリットが大きいでしょう」


















