(1)汎用生成AIは3年半で「医師のたまご」に並ぶ実力へ
AIの能力向上に伴い、サイバーセキュリティー分野では、脆弱性解析やコード生成を悪用した攻撃への懸念も高まっているのは、ご存じの通りです。そうした変化が、わずか3年半のうちに進んできました。
いま現在、われわれが簡単に、無料で利用できる生成AIは、米国製のものばかりです。ChatGPT(OpenAI社)のほかに、Gemini(Google社)、Claude(Anthropic社)、Grok(xAI社)などがあります。それらは「汎用生成AI」と呼ばれています。
汎用生成AIに、健康や病気の悩みについて相談している人は、少なくありません。ChatGPTもGeminiも、日本の医師国家試験レベルの合格水準を上回る成績を示しており、いまの汎用生成AIは、少なくとも「医者のたまご」に匹敵する医学知識を持っていると考えられています。ただし現時点では、あまり信用しないほうがいいでしょう。医学の素人があやふやな質問をすると、とんでもない答えを返してくることがあるからです。やはり本命は、医療現場で使うことを目指した「専用AI」です。
次回はどんな専用AIがあるかを見ていくことにします。 =つづく


















