松尾雄二さん(5)魂を込めて「頼むぞ」と渡すのがラグビー。一人ではできない
──でも釜石には“松尾雄治博物館”もある。ラグビー界でトップを極めたという意識はありますか?
「あまり考えたことはありません。そもそも、ラグビーというのは個人が目立ってはいけないのです。一人じゃできないスポーツで、誰かにパスを渡して初めて成り立つ。それも魂を込めて、“頼むぞ”とボールを渡すのがラグビーです。小さい頃、親父に『ラグビーボールを一人で壁にぶつけてみろ』と言われました。思ったところに返ってこない。一人じゃ遊べないスポーツなんです。もちろん、ラグビーのためにいろいろやってきましたが、『俺が、俺が』ではダメ。頼れる後輩もたくさん育ってきたので、彼らを応援し、ラグビー界を任せるようにしています」
──充実したシニアスタイルを過ごすには「生きがい」や「楽しいこと」「気持ちいいこと」を毎日、感じることが大事です。松尾さんは今、何が楽しいですか?
「西麻布で会員制のバーをやってまして、その店に毎晩出ています。お客さんと交流して、話をするのが楽しいですね」


















