棋士の桐谷広人さんは食欲旺盛…抗がん剤の“予防できる、できない”副作用
抗がん剤は細胞分裂が活発なところに作用しやすく、毛包はその一つ。専用の冷却キャップや装置で頭皮表面を約19度以下に冷やし、毛母細胞へのダメージを和らげるのです。
副作用の対策が進む一方、見逃せない副作用もあります。白血球や血小板など骨髄細胞への影響はその典型で、桐谷さんにもその影響が見られています。同じ投稿で「抗がん剤の点滴を受けるため、朝8時40分に病院へ。しかし、血小板が4万(減りすぎ)なので抗がん剤の点滴は今日はできないと」としているのです。
血小板の基準値は医療機関によって多少幅がありますが、4万は明らかに少な過ぎます。血小板は止血する働きがあるため、これだけ少ないと、うまく止血できない恐れがあり、治療を中断して回復を待つことが無難でしょう。ですから、桐谷さんのように食欲があって元気でも、血液検査の結果によっては、抗がん剤の治療を延期する必要があるのも、また事実なのです。
現在の抗がん剤治療はかつてのように副作用に耐えるのではなく、積極的に副作用を予防・管理しながら、できるだけ普通の生活を続けられるようにする時代になっていますが、新しい抗がん剤にも、特有の重い副作用がありますから、慎重な管理が必要です。



















