著者のコラム一覧
金森たかこマナー講師

大阪府出身。ビジネスマナー講師として、企業や行政機関などで講演・研修・コンサルを行う。フリーアナウンサーとしても活躍。

10月の異称「神無月」、なぜ出雲地方では「神在月」と呼ばれるの?

公開日: 更新日:

▽片見月

 お月見というと「十五夜(中秋の名月)」が広く知られていますが、もともとは「十五夜」と「十三夜」の両方の月を観賞するのが習わしでした。どちらか一方しか見ないのは「片見月」といって、縁起が良くないものとされていました。

▽豆名月

 十五夜を「芋名月」とも呼ぶように、十三夜は、「豆名月」や「栗名月」などとも呼ばれます。これは、収穫した豆や栗などを供えていたことに由来しています。

■えびす講(20日)

 主に商家がえびすさまをまつり、商売繁盛を願う行事です。10月20日に行うことが多いため、「二十日えびす」とも呼ばれています。

 えびすさまは、右手に釣り竿、左手に鯛を抱えた姿で、七福神の一神として海上、漁業、商売繁盛の神さまとして信仰されています。

▽留守神さま

 10月、日本中の神々が出雲大社に集まる間、人々や家を守るために留守番をする「留守神さま」がえびすさまです。そんなえびすさまをおまつりしたことが、えびす講の始まりともいわれています。

▽七福神

「恵比寿」「大黒天」「毘沙門天」「弁財天」「福禄寿」「寿老人」「布袋」という7人の福徳の神さま。日本やインド、中国など各国の神さまが集まり、室町時代ごろから庶民に信仰されるようになりました。

■関連キーワード

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  2. 2

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  3. 3

    前田健太は巨人入りが最有力か…古巣広島は早期撤退、「夫人の意向」と「本拠地の相性」がカギ

  4. 4

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  5. 5

    来春WBCは日本人メジャー選手壊滅危機…ダル出場絶望、大谷&山本は参加不透明で“スカスカ侍J”に現実味

  1. 6

    詞と曲の革命児が出会った岩崎宏美という奇跡の突然変異種

  2. 7

    高市政権にも「政治とカネ」大噴出…林総務相と城内経済財政相が“文春砲”被弾でもう立ち往生

  3. 8

    「もう野球やめたる!」…俺は高卒1年目の森野将彦に“泣かされた”

  4. 9

    連立与党の維新が迫られる“踏み絵”…企業・団体献金「規制強化」公明・国民案に立憲も協力

  5. 10

    新米売れず、ささやかれる年末の米価暴落…コメ卸最大手トップが異例言及の波紋