著者のコラム一覧
長尾義弘ファイナンシャルプランナー、日本年金学会会員

徳島県生まれ。新聞・雑誌・Webなどで「お金」をテーマに幅広く執筆。著書に『コワ~い保険の話』(宝島社)、『60歳貯蓄ゼロでも間に合う老後資金のつくり方』(徳間書店)、『投資ゼロで老後資金をつくる』(青春出版社)『保険の選び方大全100』(自由国民社)。年度版シリーズ『よい保険・悪い保険』、『定年前後の手続きガイド』など多数。http://neo.my.coocan.jp/nagao/ X(旧Twitter):@neo_sigh

「NISAよりも安心で、資産運用にもなる」保険の営業担当が勧める「変額保険」は本当に得か?

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 同じ条件で、NISAで月2万円を35年間積み立て、年3%で運用した場合は約1471万円になります。つまり、同じ積立額でもNISAの方が300万円以上多くなる計算です。

 では、変額保険の受取額に合わせるとどうなるでしょうか。NISAで月1万5700円を35年間、年3%で運用すると約1155万円になります。つまり、変額保険と同じ結果を得るために必要な積立額は、月4300円も少なくて済むのです。

「しかし、変額保険には死亡保障がある」という反論もあるでしょう。その通りです。そこで、死亡保障だけを定期保険で用意した場合を考えてみます。

 同じ保険会社の定期保険で、35年間・死亡保障1100万円の保険料は月額3036円ほどです。先ほどのNISAの積立額1万5700円にこの保険料を加えても、合計は月1万8736円です。変額保険の保険料2万円ですね。つまり変額保険は、月額1264円ほど余計に払っている計算になります。

 さらに、変額保険の保険料免除特約と、NISA+定期保険(保険料免除特約付き)を比較してみても、計算式の詳細は省きますが、変額保険の方が月額2300円ほど余計なコストを払うという結果になります。

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