東京・駒込「香取湯」人情味あふれる銭湯は一見サン驚く高コスパ
琴の音色に踊る熱波。マジでハマってふわんふわん
ジリッジリッとした輻射熱は南国の日差しを思わせる強さ。その中に身をゆだねると、聞こえてくるのは昭和歌謡の音色でした。グレーの耐熱タイル壁のコンパクトな室内で「亜麻色の髪の乙女」や今井美樹の「プライド」を、何と琴で聞くとはちょっと驚きですが、これが瞑想サ活にピッタリなんですねぇ。かすかにピシッピシッときしむストーブの音ともマッチして、マジでハマりますよ。
踊る熱波を堪能していると、小さな空間だけに2分ほどで早くも玉汗が流れ始め、5分でダラッダラに。唇がジンジンしてきたところで、思いっきり鼻呼吸すると、鼻のチリチリはちょうどよかね。和風情緒たっぷりのドライサウナにハマりまくって、上段に続き、熱さがほどよい下段でさらに5分。
充実の10分を満喫したら、出てすぐの井戸水かけ流しの水風呂でかけ水してザブン。壁のステンドグラス窓をボーッと眺めながら、バイブラのボコボコした音を聞いていると、頭も体もまたたく間にトロトロじゃあ~。チラーなしの19度にほてりを癒やされ、これまた気持ちよかァ。
趣あるミュージックサウナを10分3セット楽しんだら、手足はあまみがうっすら。脱衣場のイ草ベンチで扇風機に当たって、ふわんふわんにととのいました。
ふわふわ気分で服を着たらフロントで缶ビール300円を購入。テレビが流れる休憩コーナーのソファに腰を下ろし、グビッグビ。ビールの吸い込みがハンパなく、シュワシュワが染み渡るごとに生き返るぜ。初めて訪れた人がフロントで代金を支払うときに「安っ」と声を上げているのを見て、「ですよねぇ」と思わずの納得。人情味あふれる昔ながらの銭湯は、再訪必至ですよ。
(イラスト・文=太田由紀)
■「香取湯」
(住)豊島区駒込6-16-6
(℡)03-3917-5582
(営)午後2時半~深夜0時
(休)金曜日



















