ダルトンがあすか製薬へのMBOを断念…最高投資責任者が送っていた無礼なメールと素人じみたミス

公開日: 更新日:

「狙いは、あすかにMBOを迫って株を買い取らせることでした。あすかは製薬会社という性質上、ダルトンが適格な株主なのかを質問状で問い、そうでない場合は、非適格者以外の全株主に新株予約権を割り当てる対抗策を取ったのです。ダルトンへの質問状では、あすかの社業を正しく理解しているか、買収後に社員のリストラをする可能性はあるかなど、多岐にわたっていました。さらに、ダルトンが海外で大麻関連企業に投資している点まで追及するなど、徹底したものでした」(同前)

 するとあろうことか、ダルトンは、ジェームズ・ローゼンワルド最高投資責任者があすかの山口惣大氏に直接メールを送信。「質問はAIやウィキペディアで調べればいいではないか」といった趣旨の、極めて無礼なもので、関係者を唖然とさせたという。

「結局、ダルトンは買い増しを断念しました。FMHに迫った12人の取締役の提案でも、外国人規制があるにもかかわらず就任不可能なローゼンワルド氏本人を候補に入れるという、素人じみた凡ミスをやらかしました。文化シヤッターについてもあすか同様、防衛策が張られていて先行きは不透明。周囲からは、やり方が拙速で稚拙との声が上がっています」(同前)

 周囲の理解を得られない“銭ゲバ”ぶりが目立ち、結果を残せない、というのがダルトンの実態のようだ。

(ジャーナリスト・横関寿寛)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    八王子実践・河本ロバート監督「ライブや家族旅行も、事前に相談があれば休ませます」

  2. 2

    萩本欽一〈34〉私の“運”論 大谷翔平のカネを使い込んだ通訳に「小さな声で『ありがとう』」

  3. 3

    中居正広氏が熊本地震被災地を支援と報道 引退後も変わらないチャリティー精神と芸能界復帰の可能性

  4. 4

    高橋成美「渋幕→慶応」だけでは読み解けないズバ抜けた回転の速さ 世界選手権ペアで日本人初の銅メダル

  5. 5

    東京・赤羽、先行する第1地区に110メートル級、せんべろの1番街が丸ごと潰される危機

  1. 6

    バナナマン日村が簡単に復帰できそうにない「もう1つの理由」…レギュラー11本抱える人気者のジレンマ

  2. 7

    国害SNSを告発 森山裕・自民党前幹事長「高市おろし」キーマンに急浮上の裏…不快感に国境なし

  3. 8

    年金生活者を悩ませる墓問題 維持費も「墓じまい」の費用も払えない人はどうすればいいのか?

  4. 9

    「墓じまい」に悩むシニア 費用や遺骨の始末より問題になる「家族の愛憎問題」

  5. 10

    松本若菜「ジュラシック・ワールド」吹き替え《棒読み》論争再燃…暗雲漂う主演ドラマに新たな逆風