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小沢一郎前衆議院議員

1942年5月24日、岩手県奥州市(旧水沢市)生まれ。慶大卒。日大院中退。69年衆院初当選(岩手4区)。自治大臣、自民党幹事長、新進党党首、自由党党首、民主党代表などを歴任。55年体制を崩壊させた細川連立政権の樹立や、2009年の民主党による政権交代の立役者である。93年刊行の著書「日本改造計画」はベストセラー。他に「剛腕維新」「小沢主義 志を持て、日本人」など。

(4)高市政権1年 対中強硬論の先には悲劇しかない

公開日: 更新日:

トランプから「派兵」の圧力、韓国の次は日本だ

 そうすると、次は日本だよ。韓国は派兵するのに、日本はなぜ出さない、となりかねない。トランプから迫られたら、高市首相は「存立危機事態」を宣言して自衛隊をホルムズ海峡に派兵するのか。トランプのイラン戦争は国連の平和維持活動などではなく、勝手に始めた戦争だ。憲法上も法律上も、海外派兵は筋が通らない。それでも政府は押し切るのか。無謀で危険な道だ。これを国民は許すのかどうかが問われることになる。

 高市内閣の支持率は依然高い。本人は対中強硬路線が受けていると思っているため強硬論を取り続けるだろうが、そうした対中意識は日本人の心の中にあるアジア蔑視からきている。非常に良くないことなんだ。白人にはペコペコしてトランプに抱きつく一方で、自分たちと同じアジアの隣国には人種差別的。習近平国家主席や共産主義の是非とは別次元でね。こうした差別意識を直さないと、日本人はこの先、生存できなくなる。アジアの人々に腹の中で軽蔑されているよ。

 強硬論の先には悲劇しかない。自分自身の生活が困窮するだけだということを国民が分かるのかどうか。今は国民も惑わされているけれど、結末は酷い目に遭う。覚悟した方がいい。高市首相を支持するということはそういうことだ。

(取材・構成=小塚かおる/日刊ゲンダイ)

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