警察まで予定…W杯はストライキで大混乱の“現実味”

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 先月、開催都市のひとつである北東部のサルバドルでは、武装警察が賃上げを求めてストをした。ストの最中、市内で略奪など犯罪が相次ぎ、大統領が軍を投入したが、3日間で50人以上の死者が出た。

サッカーW杯という国のメンツをかけた一大イベントに警察がストだなんて、“おもてなし”の精神で五輪を開催する日本人には信じられないでしょうが、ブラジルでは通用しません。ラテンの国の気質は、どんな時でも国より自分たちの都合が優先だからです。ブラジルは物価高で、国民の生活が苦しくなっているだけに、ストはかなり現実味があると思います」(旅行ライターの渡辺輝乃氏)

 地球の裏側で、日本の常識を求めてはいけないのだ。

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