強化費は300万円に…ソフトボール“必死アピール”の危機感

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 PRに必死だった。さる7日に開かれたソフトボール女子日本代表の始動会見。開始と共にお笑い芸人「ブルゾンちえみwithB」がネタで使用する曲が大音量で流れると、エース上野由岐子(34)をはじめ、バッチリメークにヘアセットをした選手たちが姿を見せた。

 長崎望未(24)は「2ストライク3ボールになったらどうする? 打つの」とネタまで披露。スポーツの会見では極めて珍しい光景に会場からは笑いが起きたが、東京五輪を見据えた広報活動は危機感の裏返しでもある。

 金メダルを獲得した08年北京五輪を最後に、五輪競技から除外されたソフトボール。強化費はジュニアや男子を含め、北京前の年間7000万円から300万円にまで削減された。昨年11月の宇津木麗華ヘッドコーチの就任会見の際も「強化費が大幅に減り、私たちが現役のときのように強化合宿を重ねて海外遠征を繰り返してチームを強くしていく手法は、現実的に取れなくなった」と嘆いていた。五輪からの除外が若手選手の育成にも支障を来している。

 特に、東京五輪の年に38歳になる上野には悲愴感さえ漂う。

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