佐々木裕介
著者のコラム一覧
佐々木裕介フットボールツーリズム アドバイザー

1977年生まれ、東京都世田谷区出身。旅行事業を営みながらフリーランスライターとしてアジアのフットボールシーンを中心に執筆活動を行う。「フットボール求道人」を自称。

南米クラシコより北中米カリブ海のサッカーを感じたかった

公開日: 更新日:

■北中米カリブ海サッカーは今後より注目される

 フィラデルフィアで行われたのは準々決勝の2試合。スタジアムへ到着した時点でジャマイカvsパナマは、すでに後半に入っていた。スコアは1ー0。ジャマイカが試合終盤に得たPKでのゴールを死守して逃げ切った。

 試合終了後のスタンドで両国ファンが乱闘騒ぎを起こした場面を記者席から目撃する。ビールやポップコーンだけじゃない。ファン(!)までもが飛び交う規模となり、そこには彼らの同地域の“ライバルには譲れない自尊心”が透けて見えた。

 アメリカvsキュラソー島。アメリカ代表を率いるグレッグ・バーホルター監督が組織したグループに新鮮な驚きがあった。

 現役時代のほとんどを欧州でプレーした選手だった彼らしく、規律ある洗練されたチームを作っていた。それは、どこか独自手法的なUS式サッカーを魅せていた古き“ザ・ヤンクス(アメリカ代表の愛称)”の姿とは異なるものであった。

 そんな中、際立った光を放っていた選手が、アメリカ代表の若き背番号10番、クリスチャン・プリシッチ(チェルシー所属)だ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 2
    元アイドル渋谷哲平さんが明かすコロナ後のギャラ事情と大病「赤いヘルプマークを付け…」

    元アイドル渋谷哲平さんが明かすコロナ後のギャラ事情と大病「赤いヘルプマークを付け…」

  3. 3
    堀江しのぶがスキルス性胃がんと判明 余命2か月の宣告に…

    堀江しのぶがスキルス性胃がんと判明 余命2か月の宣告に…

  4. 4
    木村拓哉ドラマはなぜ、いつもウソっぽい? テレ朝「Believe」も“ありえねえ~”ばっかり

    木村拓哉ドラマはなぜ、いつもウソっぽい? テレ朝「Believe」も“ありえねえ~”ばっかり

  5. 5
    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  1. 6
    寿美花代の“卒親宣言”は終活の手本に…高島ファミリーの大邸宅から施設入居の報道

    寿美花代の“卒親宣言”は終活の手本に…高島ファミリーの大邸宅から施設入居の報道

  2. 7
    政権に忖度するテレビ朝日に「株主提案」で問題提起 勝算はあるのか…田中優子さんに聞いた

    政権に忖度するテレビ朝日に「株主提案」で問題提起 勝算はあるのか…田中優子さんに聞いた

  3. 8
    キムタクを縛り続ける《公称176cm》のデータ…「Believe」番宣行脚でも視聴者の関心は共演者との身長比較

    キムタクを縛り続ける《公称176cm》のデータ…「Believe」番宣行脚でも視聴者の関心は共演者との身長比較

  4. 9
    松本人志に文春と和解の噂も、振り上げた拳は下ろせるか? 告発女性の素性がSNSで暴露され…

    松本人志に文春と和解の噂も、振り上げた拳は下ろせるか? 告発女性の素性がSNSで暴露され…

  5. 10
    福山雅治は自宅に帰らず…吹石一恵と「6月離婚説」の真偽

    福山雅治は自宅に帰らず…吹石一恵と「6月離婚説」の真偽