著者のコラム一覧
佐々木裕介フットボールツーリズム アドバイザー

1977年生まれ、東京都世田谷区出身。旅行事業を営みながらフリーランスライターとしてアジアのフットボールシーンを中心に執筆活動を行う。「フットボール求道人」を自称。

就任後のタイは5勝2敗4分け 西野朗監督の2019年を採点する

公開日: 更新日:

 しかし、タイ国内では西野監督をお題に賛否を論じる報道や世論は極めて少ない。またタイサッカー協会(以下、FAT)は契約延長をも準備していると言うではないか。

 “東京オリンピックへ日本人監督で出場する”物語に、また主役の座を奪われているベトナム代表の韓国人監督(パク・ハンソ監督)に当てた人事に、FATが日本人監督という名の“お守り”を1億円(報道推定)で買ったというならば、それはそれで腑に落ちる。

 しかし、その先にカタール行き(2022年W杯)や中国行き(2023年アジアカップ)を真面目になぞって考えているのでれば、正常な空気の流れではない、と感じてならないからだ。

■選手達に刺激を与えられているか

 西野タイランドには、日式蹴球に慣れ親しんだ選手もいる。チャナティップ、ティーラトン、そしてティーラシンもそうだろう。自らの成長を、日本で出会った指導者のお陰と信じて疑わない彼らは、同じ指導者として代表監督とを比較しているに違いない。それはミシャ(ミハイロ・ペトロヴィッチ/北海道コンサドーレ札幌監督)であり、アンジェ(アンジェロス・ポステコグルー/横浜F・マリノス監督)であり、城福浩(サンフレッチェ広島監督)となる。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神・梅野がFA流出危機!チーム内外で波紋呼ぶ起用法…優勝M点灯も“蟻の一穴”になりかねないモチベーション低下

  2. 2

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  3. 3

    国民民主党「選挙違反疑惑」女性議員“首切り”カウントダウン…玉木代表ようやく「厳正処分」言及

  4. 4

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  5. 5

    本命は今田美桜、小芝風花、芳根京子でも「ウラ本命」「大穴」は…“清純派女優”戦線の意外な未来予想図

  1. 6

    巨人・戸郷翔征は「新妻」が不振の原因だった? FA加入の甲斐拓也と“別れて”から2連勝

  2. 7

    時効だから言うが…巨人は俺への「必ず1、2位で指名する」の“確約”を反故にした

  3. 8

    石破首相続投の“切り札”か…自民森山幹事長の後任に「小泉進次郎」説が急浮上

  4. 9

    今田美桜「あんぱん」44歳遅咲き俳優の“執事系秘書”にキュン続出! “にゃーにゃーイケオジ”退場にはロスの声も…

  5. 10

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃