藤浪晋太郎が描く「DeNA経由でメジャー復帰」の青写真と米球界再チャレンジの勝算
「日本で結果を残せる保証すらない」
そんな藤浪の契約スタイルで想起されるのが、かつて巨人、レッドソックスなどで活躍した左腕の岡島秀樹氏だ。
岡島氏は2011年5月にレッドソックスから戦力外通告を受け、マイナー暮らしが続いた。同年オフにヤンキースとマイナー契約を結んだが、翌12年春にソフトバンクに電撃移籍。その年のオフに自由契約となり、アスレチックスとマイナー契約。13年にメジャー復帰を果たした。
岡島氏はソフトバンクで日本球界に復帰した当時、日刊ゲンダイの取材に、
「とにかく今はここで結果を残してその姿をメジャーの人に見てもらって、どこかの球団に取ってもらえたら……と思ってます。向こうに戻れるチャンスがあるなら行きたい」と話していた。
「当時の岡島は実力があったし、家族を米国に残した単身での日本球界復帰。何が何でも米球界に再挑戦するという意気込みが強かった。藤浪は調子に波があるうえ、かねての制球難は一向に改善されない。再びメジャー契約を勝ち取る可能性は低いのではないか。しかも、打者の選球眼はメジャーよりも日本の方が上。日本で結果を残せる保証すらありません」(在米ジャーナリスト)
メジャー復帰以前に、日本でボロボロにならなきゃいいけど。
◇ ◇ ◇
ところでメジャーと言えば、佐々木朗希だ。8月下旬にも戦線復帰し、先発ローテ入り構想が取り沙汰されているが、それが思わぬ“火種”になりかねないという。離脱の原因とされた症状についても、現地では「もう痛くない説」まで飛び交う始末。いったいいま、何が起きているのか。
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