横綱豊昇龍の「唯一にして最大の弱点」とは?単独トップでも賜杯への懸念拭えず

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 久々の快進撃である。

 横綱豊昇龍(26)は18日、熱海富士の挑戦を退け、初日から5連勝。この日は全勝で並走していた霧島が安青錦に敗れ、唯一の勝ちっぱなしとなった。

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 熱海富士とは過去3勝5敗と苦手にしていたものの、強烈な突きで相手の上体を起こし、左上手を掴んで一気に寄り切り。3日目の伯桜鵬戦は変化気味の立ち合いが賛否を呼んだが、この日は真正面から無駄のない相撲で満員の館内を沸かせた。

 昨年11月場所以来となる、初日からの5連勝。その際は準優勝に終わった。今回こそは横綱昇進後初の賜杯を掴みたいところだ。

 若手親方が言う。

「豊昇龍は相手に息をつかせる暇もなく、積極的に攻める時ほど持ち味を発揮する。とはいえ、まだまだ楽観はできませんよ。器用で技に長ける半面、『こうなったら負けない』という型を持っていないのが唯一にして最大の弱点。有利な体勢に持ち込めない、あるいは膠着状態に陥ると、強引に投げを打つ悪癖もある。いわば、『相撲が短気』なのです。ケガが多いのも、強引な相撲で体のあちこちに余計な負担をかけているのと無関係ではないでしょう」

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