著者のコラム一覧
藤江直人

1964年、東京都渋谷区生まれ。早稲田大学第一文学部卒業後に産経新聞社に入社。サンケイスポーツでJリーグ発足前後のサッカー、バルセロナ及びアトランタ両夏季五輪特派員、米ニューヨーク駐在員、角川書店と共同編集で出版されたスポーツ雑誌「SPORTS Yeah!」編集部勤務などを経て07年からフリーに転身。サッカーを中心に幅広くスポーツの取材を行っている。サッカーW杯は22年のカタール大会を含めて4大会を取材した。

水戸ホーリーホック 創設32年目で初J1昇格、体を張った粘りの守備で愚直に戦っていく

公開日: 更新日:

1日の川崎戦は2点リードからまさかの展開に…

 直近の一戦だった1日の川崎フロンターレ戦では、個の力の差を見せつけられた。

「前半に水戸ホーリーホックらしい粘り強い守備から、しっかりと得点を取れたのはよかった。ただ、J1で勝ち点3を取るのは、そんなに簡単じゃないというのを再確認しました」

 樹森監督が悔しそうに振り返った。

 前半の終了間際に加藤千尋が連続ゴール。初めて2点のリードを奪って後半に臨みながら、39分、終了直前の同アディショナルタイム3分に連続失点を喫した水戸は、90分間での初勝利を逃したばかりか、PK戦の末に2-4で敗れてしまった。

 被シュート数は前半の「3」から、川崎がエリソンや伊藤達哉ら強力なアタッカーを投入してきた後半は「11」に急増。一気にギアを上げた川崎に主導権を握られ続けた証でもあった。

 後半45分からは4バックを5バックにスイッチ。1点を守りにいったが、左サイドから上げられたクロスを巡る攻防で、左ウイングバックの大森渚生が川崎のキャプテン、脇坂泰斗に一瞬の隙を突かれる。クリアをブロックした脇坂にこぼれ球を押し込まれてしまった。

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