著者のコラム一覧
藤江直人ノンフィクションライター

1964年、東京都渋谷区生まれ。早稲田大学第一文学部卒業後に産経新聞社に入社。サンケイスポーツでJリーグ発足前後のサッカー、バルセロナ及びアトランタ両夏季五輪特派員、米ニューヨーク駐在員、角川書店と共同編集で出版されたスポーツ雑誌「SPORTS Yeah!」編集部勤務などを経て07年からフリーに転身。サッカーを中心に幅広くスポーツの取材を行っている。サッカーW杯は22年のカタール大会を含めて4大会を取材した。

水戸ホーリーホック 創設32年目で初J1昇格、体を張った粘りの守備で愚直に戦っていく

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 ホームに鹿島を迎える第9節は、茨城県鹿嶋市などをホームタウンとする王者と、同じJ1の土俵で初めて戦うマイルストーンとなる。鹿島と公式戦で顔を合わせるのは3度目。過去2度はともに天皇杯で、2004年11月は鹿島が勝利し、2015年10月には水戸がPK戦を制した。

 Jリーグ元年の1993シーズンからJ1の舞台で戦い続け、昨シーズンを含めて歴代最多の9度のリーグ優勝を達成。国内外での獲得タイトル数が「21」と、2位以下に大差をつけている鹿島へ敬意を込めながら、昨シーズンのチーム得点王・渡邉新太はこう語っている。

「現状で言えば茨城県内では鹿島さんのサポーターのほうが多いですし、水戸市民でも鹿島さんのサポーターという方もいる。そういう人たちを巻き込んでいくためにもJ1に定着していって、J1という景色を長く見せられる環境を作っていくのはすごく大事だと思っています」

 県庁所在地の水戸市をホームタウンのひとつとする後発クラブが、ようやくたどり着いたJ1の舞台でどのような歴史を刻んでいくのか。

 浦和レッズのホーム、埼玉スタジアムに乗り込む7日の次節を含めて、水戸は形になりつつあるJ1仕様の戦い方を愚直に磨き上げていく。

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