著者のコラム一覧
シェリー めぐみジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家

NY在住33年。のべ2,000人以上のアメリカの若者を取材。 彼らとの対話から得たフレッシュな情報と、長年のアメリカ生活で培った深いインサイトをもとに、変貌する米国社会を伝える。 専門分野はダイバーシティ&人種問題、米国政治、若者文化。 ラジオのレギュラー番組やテレビ出演、紙・ネット媒体への寄稿多数。 アメリカのダイバーシティ事情の講演を通じ、日本における課題についても発信している。 オフィシャルサイト:https://genz-nyc.com

逆境でも前向き 中高年にこそ必要な“心の復元力”の鍛え方

公開日: 更新日:

「リジリエンス(回復力・復元力)」という言葉をよく耳にします。

 ここ数年は、地球温暖化による自然災害に遭っても素早く復旧できる環境を「リジリエンスのある街づくり」などと表現することが多かったのですが、最近は心理学用語としての「リジリエンス」がよく使われるようになっています。

 つまり、逆境に見舞われたり、強いストレスを受けた時にも、ちゃんと回復できる力がリジリエンス。「復元力のある弾力性のある心」といった方が理解しやすいかもしれません。リジリエンスのない心は、うつ病などにつながりやすいことも指摘されています。

 特に中年の男女にとって、このリジリエンスは非常に重要と考えられています。年齢的に離婚や親の死、病気などを経験することが多いからです。ありがたいことに、リジリエンスは努力すればいくつになっても強くすることが可能だそうで、その方法をアドバイスするメディア記事などもよく見かけます。 

 ニューヨーク・タイムズ紙では、リジリエンスを高めるための方法として専門家の意見を掲載しました。まずは、物事を楽観的に捉える癖をつける。たとえば、もし失業しても、それが人生を考え直したり、もっと好きな仕事に出合えるきっかけと考えてみるといいとのこと。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 2

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  3. 3

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  4. 4

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  5. 5

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  1. 6

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  2. 7

    今度は横山裕が全治2カ月のケガ…元TOKIO松岡昌宏も指摘「テレビ局こそコンプラ違反の温床」という闇の深度

  3. 8

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    大谷翔平のWBC二刀流実現は絶望的か…侍J首脳陣が恐れる過保護なドジャースからの「ホットライン」