えのきどいちろうさん 続発性の脳腫瘍と「一生付き合っていく」

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 入院中、ずっと「どのくらい体が弱い人になるんだろう」とか「一生この体でだましだましやっていかなきゃいけないのだな」などと考えていました。ただ、そのうちに、「このだましだましやっていくのも、けっこう面白いぞ」っていう境地になってきたんです。

 思えば、人はみんな与えられた環境の中で与えられたものを工夫して生きているんです。今回、ボクに与えられたカードは脳腫瘍でしたが、そこに文句を言ってもしょうがない。多少嫌なことがあっても、体調が悪くても、その中でベストを出せる“快活なプレーヤー”。そういう人でありたいといまは思っています。

▽1959年、秋田県生まれ。大学在学中に雑誌「宝島」で執筆活動をスタートする。連載コラムを何本も担当する傍ら、ラジオでもレギュラー番組を持つ。日本ハムファイターズのファンとしても有名で、スポーツやゲームに対する鋭い考察で人気を博している。球界達人対談集「本当は、死ぬまで野球選手でいたかった」(ベースボール・マガジン社)ほか著書多数。

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